カードローンの借り換えに最適なのはココ!

カードローン借り換えとは?疑問に応えます!
カードローンでお金を銀行や消費者金融などの金融機関から借りている場合、利率によってはカードローン借り換えをすることで借り入れ金利や返済の手間を軽減させることができる場合があります。

【すぐに借り換え先を探したい人はこちら】

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カードローン借り換えって何?という方もいらっしゃるかもしれませんが、カードローンの借り換えには何か特別な方法や審査があるわけではありません。もちろん専用の申込み窓口があるといったこともありません。ただ、今よりも低金利なローンを探して申し込みをし、審査が通ればそちらに乗り換える(借換える)のみです。

カードローンはマイカーローンなどの目的ローンとちがってフリーローンに分類されます。故に例えばクレジットカードのリボ払いの借り換えなどの用途にも利用可能です。

たとえば、今既に

120万円の借金をカードローンで借り入れている

という場合、金利がいくらかをまずチェックしてください。

120万円をカードローンから借り入れしているといっても、限度額がいくらなのかによって、適用される金利は随分と違ってきます。

もしあなたが限度額800万円のカードローンを利用して120万円を借り入れているのであれば、おそらく日本中どこのカードローンに借り換えても、金利は低くなりません。
限度額800万円のカードローンということは、金利もすでに住宅ローンに近い水準の低金利になっているはずです。フリーローンであるカードローンでこのような低金利になるのは実は低金利政策の恩恵もあると言って良いでしょう。

では金利18%で借りている場合はどうでしょうか?

金利18%というと消費者金融から借り入れしているレベルです。このレベルであれば、低金利な銀行カードローンに借り換えをすることで金利負担は少なくて済む場合があります。

もちろん、アコムなどの消費者金融でも、高額融資が可能な人であれば借り換えによって金利負担を少なくすることも理論的には可能ですが、総量規制の関係もあって、消費者金融で多額の借り入れするには相応の年収も必要となってきます。

基本的に、

借り入れ額が高額であれば金利は低くなる

ということです。

ですから、150万円の限度額で120万円を借りている人と、300万円の限度額で120万円借りている人とでは、適用されている金利が大きく違ってくるということです。

これはうまくカードローンの借り換えができた場合の一例ですが、銀行のカードローン、とりわけみずほ銀行といった大手の銀行カードローンであれば、

年12%前後にまで金利を下げることが可能です。(120万円の限度額の場合)

必ず低金利で借りれるというわけではありませんが、それでも、合計額が200万、300万と高額になればなるほど、借り換えた際の金利は低くできる可能性が高まってくるわけです。

某カードローンの金利設定例

契約限度額 利率
100万円以下 14.6%
100万円~200万円 12%
200万円~300万円 9.6%
300万円~400万円 6.0%
400万円~500万円 4.6%

限度額が上がるほど利率は低くなっているのがわかります。
細かな利率は各社違いますが、全体的な仕組みはどこも同じです。借入限度額が高くなれば利率は下がります。

ローン借り換え金利

ついつい返済を楽に乗り切ろうと金利が高いまま借り換えすることなく借り入れを繰り返してしまうのは、目先は楽でも長期的には金利負担の増加による借金地獄への入り口に立つことと同じです。

ただ、わかってはいても生活もあるし、なかなか理想通りにはいかないもの。

仕方なく重ねた借金で、一向に残高が減らずに悩んでいる、、、

といった場合には、利率の低いカードローンへの借り換えを検討してみてください。既にカードローンの借金があるわけですから、審査は甘いものではありませんが、もし審査に通れば金利負担が減るだけで精神的に相当楽になりますし、返済のことを考えれば気持ちに余裕もうまれます。

 

当サイトがおすすめする借り換え先は・・・

bank借り換えについてはどこに申し込むか迷うところですが、いろいろなところのランキングや口コミで人気なのは全国区で知名度の高い大手銀行やネット銀行になります。当サイトでも同じ傾向です。

また、最近では地方銀行であってもインターネットでカードローンの申込みを受け付けていることもあり、そういったところは顧客獲得に積極的な姿勢を見せていると言われています。

AIによるスコアリングで借入金利や限度額が決定される話題の新サービス

みずほ銀行とソフトバンク株式会社の合弁会社『株式会社J.Score(ジェイスコア)』による個人向け融資商品になります。
実質年率が0.8%~12.0%、AIスコアという独自の基準で審査を行う、いままでとは一線を画した融資サービスになります。
限度額も最高で1000万円、対象者も満20歳以上満70歳以下(国内居住者)で安定収入があればアルバイトでも申込み可能と、カードローンを凌ぐスペックを誇ります。
資金使途は原則自由です(事業性資金や投機性資金は不可)。

(※貸付利率(年率)0.8%は、みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイルおよびYahoo! JAPANと情報連携を行ない、かつ一定の条件を満たす場合に限り適用いたします。)


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借り換え利用におすすめなところ

カードローン借り換えをする際には、金利がいくらくらいなのかをチェックすることが大変重要です。また、カードローンによっては借り換え目的を歓迎するところとそうでもないところがあります。以下のカードローンは借り換えにお勧めのカードローンです。

みずほ銀行カードローン

必要書類 金利 審査 保証人・担保 年会費・手数料 最大限度額
公式サイトにてご確認ください。 年2.0%〜14.0%
来店不要 不要 無料 800万円
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

下限金利が年2.0%にまで下がり、カードローン借り換えを検討しているユーザーに人気が急上昇しています。大きな理由は低金利だからで、ここ以上の金利でよそのカードローンを利用している方には借り換えを検討する要因になっているようです。また、カードローンの借り換えというとネット銀行あたりも便利そうで人気ですが、みずほ銀行カードローンには口座を持っている人向けに『WEB完結申し込み』という申込み方法があります。WEBで完結するために郵送による時間のロスがなく、カードローン借り換えを急いでいる人には大変利便性が高くなっています。

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じぶん銀行カードローン

必要書類 金利 来店申込み 保証人・担保 年会費・手数料 極度額最高
公式サイトにてご確認ください。 1.7%〜17.4% 不要 不要 なし 800万

20180827210832じぶん銀行は三菱UFJ銀行と同系列のネット専業銀行です。ネット上での取引が前提の銀行ですからネットバンキングなどの使い勝手が良く好評です。カードローンとしてのスペックも標準的であり、借り換えコースが用意されていて金利も借り換えコースは若干低くなっています。そうした点が注目されて借り換えユーザーから底堅い人気もあります。
親会社のひとつがKDDIということもあり、auユーザーは金利面で優遇されています。

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【その他】

借り換えに積極的におすすめではないけども、高額で借り換えがきるなら金利が低くなる可能性は十分あるカードローンもご紹介しておきます。

アコム

金利 審査スピード 保証人・担保 年会費・手数料 極度額最高
3.0%〜18.0% 来店不要
最短即日
不要 なし 1万〜800万
パート・アルバイト・派遣社員可
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループになります。消費者金融ですが、最低利率は3.0%、融資限度額は800万円ですから、審査次第でカードローン借り換えにも十分に活用できます。初めて利用される方は30日間金利なしで借りられますからその意味でもおすすめだといえるでしょう。

 

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アイフル

金利 審査スピード 保証人・担保 年会費・手数料 極度額最高
3.0%〜18.0% 来店不要
最短即日
不要 なし 800万円以内
パート・アルバイト・自営業可
アイフルは独立系の消費者金融にあります。既に他社での借り入れがある人であっても新規契約ができたと口コミがあるなど、銀行カードローンほどではないにせよ、借り換えを考える人の助けにはなる可能性があります。こちらも初めての方限定で最初の30日間は無利息になりますのでその面でもお得感はあります。

 

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カードローン借り換えのメリット・デメリット

カードローンを借り換える場合のメリットとデメリットはどんなところにあるでしょうか?
メリットについては今更言うまでもありませんが、金銭的な負担が減ること、返済管理の手間が減ること、そしてそれらがトータルで精神的なストレスの軽減につながるということにつきます。金銭的なメリットが一番大きいですね。

対して、デメリットですが、実はほとんどありません。借り換えることで金利が低くなると思っていたらそれほどでもなかったとか、そういった思い違いに起因するストレスはあるかもしれませんが、しっかりと金利などを比較して借り換えをしたのであれば、メリットだらけだと言っても良いでしょう。

借り換え先として理想的なカードローンがあるのであれば、実行に移すのみですが、既存の借り入れの支払い履歴に滞納などの事故情報が掲載されていると借り換えは難しいかもしれません。

事故情報などについては、カードローンの借り換えでない一般的なカードローン情報を掲載している、「カードローン事典」で詳しくお伝えしています。

審査の速さについてですが、通常のカードローンを利用するわけですから、借換えだからといって特別時間がかかることはありません。素早い審査をしているところは当日中にも審査結果がわかるかもしれませんが、申し込む時間によっては翌日、または翌営業日扱いになります。いずれにしてもあまり時間がなくなって借り換え先を探すと判断がきちんとできないですから時間には余裕をもって審査の申込みをするようにしてください。

カードローンと他のローン、何が違う?

当サイトでは、ローン商品の中でもカードローンに特化してトピックをご紹介しています。
多くの方はカードローンと聞いて大体のイメージができますが、他のローンと何が違うのかということを考えることは少ないようです。

そこで、今回はカードローンと他のローンの違いについて代表的な項目を見ていきます。

カードローンと他のローンの違い

資金使途自由

ローンというのは、何かを購入する目的があるから利用するものです。何かというのは物品だったりサービスだったりします。

例えば車。一台100万円~1000万円を超えるようなものまで、車というのは高額であり、すぐに現金を用意できる人はそうそういません。

こういう場合に利用するのがオートローンとか自動車ローンといったローンです。

この場合、借りたお金の利用目的は自動車の購入ということになります。

同じように家を購入する場合は家や土地の購入が前提となってローンを組むわけです。

家を購入する名目で借りていながら、高級車を買ってしまったら、銀行やローン会社から契約を破棄され、一括返済を求められるはずです。

しかし、カードローンはそういった縛りが原則ありません。借りたお金は生活費に使おうが車の購入資金に充てようが自由です。

一部、事業資金にしてはならないという取り決めはどのカードローンにもありますが、それ以外だったら借りたお金の使い道は自由です。

審査期間

ローンを申し込むと金融機関は審査に入ります。

審査は、申し込みしてきた人が融資する相手として大丈夫かどうか、単刀直入にいえば、お金を返してくれる資質があるかどうかを調べるわけです。

収入があって、生活費を引いて、そこからさらにローンの返済金が残せるのかどうか。特に、家のような高額ローンの場合、3年とか5年というスパンではなく、10年、20年、あるいはそれ以上という長いスパンで返済し続けられるかをチェックしなければなりません。

そのため、こういったローン審査の場合は通常1週間とか2週間は必要になってきます。

ところが、カードローンは違います。

早いところだと申し込み当日とか翌日に審査結果が返ってきます。

なぜかというと、審査といっても個人信用情報機関に登録されている情報をチェックするくらいしかやることがないからです。

住宅ローンだと、担保となる土地や建物がどの程度の価値なのかを見極めたりしないといけませんが、カードローンはそもそも担保も保証人も不要です。
調べることが極めて少ないわけです。

担保や保証人

先の項目で触れたように、カードローンは担保や保証人が不要です。

通常のローンだと何等かの担保か保証人をつけますからここは大きな違いとなります。

もしも返済が滞ってしまったら金融機関側は最終的に泣き寝入りするしかありません。

金利

これはカードローンが高金利ですね。
住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなどは使う目的のはっきりとしたお金であり、担保とか保証人もついてます。
つまり金融機関側が融資したお金をとりっぱぐれる可能性はカードローンよりもグンと低くなります。

しかしカードローンは担保も保証人も不要で貸してますから、一定の割合で返済不能者が発生し、金融機関側が損する事態になってしまいます。

こういう損を吸収するために、カードローンの金利は高めに設定されているわけです。

以上、カードローンと他のローン商品との大きな違いを見てきました。
違いをしっかり理解したうえで、カードローンを利用するようにしてください。

カードローンの本人確認書類は何がいい?注意点を解説。

カードローンの申し込みをする際に必ず必要となってくる本人確認書類。
多くの場合は運転免許証で事足りますが、免許証を持ってない人もいますし、外国人の方もいます。
そもそも、本人確認書類とは何をさすのか、どんなことに注意すればよいのか、本記事でまとめていきます。

本人確認書類にはどんな書類がある?

本人確認書類で提出可能な書類には、

運転免許証、健康保険証、個人番号カード、パスポート、在留カード/特別永住者証明書

などがあります。

どの書類が認められるかは銀行によって幅があります。

ネット銀行などでは上記書類の他に年金手帳や住民票、印鑑登録証、住民基本台帳カードなどでもOKとしているところもあります。

どの書類も氏名、住所、生年月日が重要になってきます。引っ越し、結婚や離婚、就職、転職、失業などで記載事項に変更があった場合はその旨が確認できなければいけません。
提出した書類は戻ってきませんのでそのつもりで用意してください。

書類別注意事項

各書類には、その書類だからこその注意点があります。

運転免許証

まず重要なことは、氏名、現住所に変更がないかどうか。結婚や離婚、引っ越しなどで現状と変わってる場合は裏書してもらうなどの対応が先に必要になります。

この場合、表面はもちろん、裏面も必要になってきます。住信SBIネット銀行などは、最初から表裏どちらも必要との指示があります。

また、写真で撮影する場合は、有効期限や公安委員会の名称なども確認できなければいけません。

健康保険証

こちらも必要事項が記載されているところはすべて必要になってきます。カード型の保険証の場合は裏面も必要になります。通院歴記載の場合は、その部分を黒塗りしても構いません。

なお、ほとんどのところでは、共済組合員証、医療受給者証なども健康保険証に準じた扱いになってきます。

個人番号カード

これはほとんどのところで表面の情報があればOKとされています。

裏面には個人番号の記載がありますが、これは必要ありません。金融機関によっては裏面は提出しないようにと指示があるところもあるくらいです。

もう一点、大切なことは、個人番号カードではなく、個人番号通知カードにはマイナンバーが記載されており、本人確認書類としては使用不可としている銀行もあります(楽天銀行など)。注意しましょう。

パスポート

有効期限の記載を確認しましょう。切れている場合は使えません。

本人確認で必要になってくるのは顔写真が写っているページと現住所を記載しているページです。

在留カード、特別永住者証明書

顔写真がある面でないとNGです。また、引っ越し等で裏面に裏書きされている場合は裏面も必要になってきます。

住民票

本人確認書としては不可となっている銀行もあるので注意してください。
交付後3か月以内とか、6か月以内といった発行日に条件がついている場合がほとんどです。
また、住民票の場合は写メとかではなく、原本郵送としている銀行が多くなっています。

所得証明書類

こちらはすべての人というわけではなく、一定金額以上の利用限度額を希望した場合に提出を求められます。多くの場合は50万円です。
対象となる書類は、源泉徴収票、納税証明書、確定申告書(付表つき)、住民税決定通知書などです。

提出時の注意事項

今の時代、どの銀行もほぼすべて、ネットからの書類アップロードに対応しています。スマホで書類の写真を撮って、それをアップロードすればよいわけです。

しかし、写真ならではの気を付けることがあります。

ぼやけている

ピントが合ってないと確認できません。

反射がきつい

運転免許証や健康保険証など、表面に光沢があるものは、反射がきついと内容の確認ができません。フラッシュはオフにし、部屋の明かりなどにも配慮して記載事項が読めるように写真を撮ってください。

小さい

画面真ん中に少しだけ映っていては文字の確認が困難な場合があります。写真の枠全体に書類が映るように撮影してください。

画面からはみ出している

書類の全体を過不足なく映すようにしてください。

裏面がない

両面に記載のある書類はどちらも撮るようにしてください。

ファイルサイズが大きすぎる

あまりないと思われますが、高解像度のデジカメなどで撮影すると、ファイルサイズが巨大になり、アップロードできない場合もあります。スマホがあればスマホで撮影すれば問題ありません。

ファイル形式が特殊

一般的な画像の形式であるjpg、png、gifであれば問題ありません。bmpなどは不可の場合もありますから注意してください。

以上、カードローンの本人確認書類の注意事項でした。

カードローンの借り換えで300万円の借金を整理する際に考慮すること

今回のテーマは、

300万円の借金を他のカードローンに借り換えることは可能か

です。

300万円はカードローンの中でも高額

カードローンも小額を利用する際には審査もそれほどきびしくないですし、高金利のイメージが強い消費者金融を利用したとしても意外に利息はそれほど多くなりません。

例えば、10万円を18%の年利で借りた場合、利息は18000円ですが、これは年間にかかる利息ですからちょっと大雑把に1ヶ月当たりに計算し直すと1500円程度。もし借り入れするのが5万円なら利息は700円ちょっと、2万円や3万円となると一ヶ月の利息は200円~300円という計算になります。

金利18%の場合
10万円借りる
⇒1ヶ月あたり1500円程度の利息

5万円借りる
⇒1ヶ月あたり750円程度の利息

2万円借りる
⇒1ヶ月あたり300円程度の利息

※単純に月割りして計算していますが実際にはもう少し複雑な計算をします。

10万円で18000円と聞くと多いと思いますが、数万レベルなら数百円です。負担感としてはびっくりするような金利ではないため、サラリーマンや主婦の方も気軽に家計のつなぎとして数万円を利用されている方が大勢いらっしゃいます。

しかし、これが溜まりに溜まって300万円となると話は違ってきます。
仮に、いろいろな消費者金融から金利18%で300万円を借りていたとすると、年間利息は540000円、単純割りすると1ヶ月あたり45000円にもなります。しかもこれは利息だけの金額です。お金がないから借りるわけで、そういう人にとってはちょっとかなりな負担感のある金額ですね。

300万を年利18%で借りると利息のみで4万~5万円!

カードローンは保証人なし、担保なしでも借り入れ可能であるからこそ、金利は住宅ローンやオートローンなどの目的ローンと比べると高めに設定されています。これは金融機関側のリスクヘッジでもあるので致し方ないことなのですが、それだけに個人が300万円ものお金を一箇所から借入れるというのは結構な高額融資の部類に入ります。

昨今では限度額最高が500万とか800万、中には1000万円というカードローンまで登場していますが、これらの殆どは数値的な宣伝効果を狙ったものではないかという見方がされています。

1000万円も無担保で貸すには相当な経済力がある人でないと審査は通りません。しかし、経済力がそこまで高い人が1000万円のカードローンを申し込むかといえばそれはかなり特殊なケースだと考えられるからです。

つまり実際には利用がないのはほぼわかっているけれども限度額が最高で1000万円ですよということであればインパクとは強いです。しかも1000万円融資した場合の利率はかなり低めに設定可能なので低金利という面でも見る人にインパクトを与えることができます。

話がそれましたが、カードローンの借り換えで300万円なんとかならないかと思っているような、カードローンのメインの利用者層を前提に考えると、300万円という額は相当な高額融資になるということです。

消費者金融の場合、借り換えであっても新規の借入であれば300万円は厳しい

では、借り換え目的でアコムなどの消費者金融に新規にカードローンに申し込んだ場合、300万円は借り入れ可能でしょうか?
結論を言えばかなり厳しいといえます。

>新規でいきなり300万円はかなり厳しい

新規の場合、消費者金融だとほとんどの人は30万円以下での契約となります。新規契約で限度額が100万円以上というケースはかなり稀なケースで、300万円ともなるとまず無理ではないかというレベルです。もちろん、属性によってはもしかしたらということも考えられなくはありませんが、なかなか厳しいでしょう。

ちなみに、高属性というのは、
・年収が高い
・借入金が少ない
・過去に何らかの借金を完済した経験がある
・公務員などの固い仕事に就いている
といったことが挙げられます。

では消費者金融では絶対ムリかといえばそうともいい切れません。

新規ではなく増額で実績良ければ消費者金融でもありかも

消費者金融であっても、一社から300万円程度の借金をしている人は存在します。
そうした人たちは増額、増額で限度額が増えている人ばかりです。
新規に契約した場合は、既述のとおり、ほぼすべての人が30万円程度以下の限度額になります。しかし、その後返済を堅実にしていけば消費者金融内では上得意という扱いになり、限度額が一気に100万円になったりします。そしてまたその枠内で借り入れと返済を続けていけばやがて限度額は200万、300万と増額されていくことも可能です。

金利も10%以下も可能

消費者金融の場合、金利が高いのでそこが借り換えするにはネックとなりますが、上記のように増額増額で限度額が増えていった場合はそれにつれて金利も低くなっていきます。消費者金融が「この限度額なら金利は◯%ですよ」と公式サイトなどで謳ってないので詳細は不明なものの、ネットの情報を総合すると300万円といった金額になってくると金利も10%を切る水準にまで下げられることが珍しくはないようです。18%が10%になるだけでもかなりな金利削減になりますから増額が可能な人は一考の余地ありですね。

最初からわかりやすいのは銀行カードローン

カードローン借り換えといえば少し前までは銀行カードローンの一択でした。

金利は低いし審査も早い。高額になりがちなカードローンの借り換え需要にも一発で対応可能と言うことなしの商品だったのです。

しかし、銀行カードローンに対して貸しすぎ批判が巻き起こったため銀行は自粛を余儀なくされ、現在では全国区の大手銀行やネット銀行のほとんどが借り換え用途でのカードローン利用に極端に消極的になってきています。中には完全に禁止といっているところもあるくらいです。

例えば、、、みずほ銀行は1社からの借り換えのみ可ということです。もちろん、普通に申込んで、お金を引き出せばそれをどう使おうが貸し手は把握できませんが、資金使途で他社のカードローンの借り換えというのは勘弁してねということみたいです。

みずほ銀行カードローン利率表

10万円以上100万円未満 年14.0%
100万円以上200万円未満 年12.0%
200万円以上300万円未満 年9.0%
300万円以上400万円未満 年7.0%
400万円以上500万円未満 年6.0%
500万円以上600万円未満 年5.0%
600万円以上800万円未満 年4.5%
800万円 年2.0%
※みずほ銀行の住宅ローンを利用している場合は上記金利よりもさらに年0.5%引き下げられます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

追加融資なしの返済専用ローンという選択肢もある

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アコムの借り換え専用ローン(返済専用)

カードローンの借り換えで一番気をつけないといけないことは金利が低くなって毎月の負担感が減ったのをいいことに、さらなる借金を積み重ねてしまうことです。

ネットを見ても、せっかく借り換えに成功して低金利で高額な限度額がもらえたのに結局気が緩んでしまって再び借金をどんどんしてしまったという事例が紹介されていたりします。借金癖がついてしまっているわけですね。

カードローンの借り換えで金利負担を低くし、最終的に目指すのは完済です。
そういう意味では返済専用ローンを探すのも有効な手だといえます。

返済専用ローンというのは、文字通り、一旦借りたらあとは返済するのみのローン商品です。大手のアコムやプロミス、アイフルといったところは大体が返済専用のおまとめローンを用意していますので、気になる人は確認してみてください。

また、完全な返済専用ローンではありませんが、東京スター銀行のおまとめローンも有名です。
こちらも契約すると借入金は東京スター銀行から直接カードローン業者に返済資金として振り込まれ、利用者は東京スター銀行に返済するのみになります。返済が進んで契約限度額内での借り入れ余地が出てくれば追加の借り入れも可能になってきます。

まとめ

以上、いろいろ見てきましたが、300万円という額自体がかなりな高額ですから、カードローンの借り換えで賄おうと思うとなかなか借金生活から抜け出すのは大変かもしれません。
家計的に追加の借り入れも視野に入れて置かなければ行けないという場合は仕方ないですが、できるかぎり返済専用ローンで退路を断って完済を目指すのが手堅いといえます。

カードローン借り換え専用のローンのメリット・デメリット

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カードローンは本人確認書類だけで申し込みOK、その上、通常の融資よりも短期間でスピード融資が受けられるのが魅力ですが、その反面、高金利という大きなデメリットが存在します。
カードローンと他のローンの違いは?

高額借入でなければ金利面はさほど気にする必要はありませんが、高額借入となれば高金利は確実に大きな負担となってきます。

事実、高金利が影響して、いつまで経っても返済が終わらないという方は少なくないでしょう。

そんな方におススメなのが低金利なカードローンへの借り換えです。

特に高額借入している際には、低金利先への借り換えは支払利息を大きく軽減できるので、利用者の返済負担の軽減効果は大きなものになってくるでしょう。

そこで今回はそのカードローンの借り換えについて詳しく説明していくことにします。

カードローンの借り換え方法は2つある!

借り換えで満足のいく結果を得るためは、現在よりも低金利先に借り換えることが第一条件となってきます。

だからといって借り換え先はどこでもいいというわけではありません。

借り換え先となるのは下記のどちらかです。

・借り換え専用ローンに借り換える
・今よりも低金利のカードローンに借り換える

このどちらを利用するかで、借り換え後に得られる満足度が大きく変わってくるケースは少なくありません。

よって、これら2つの借り換え方法のメリット・デメリットをよく理解して、自分に合っているのはどちらの借り換え方法なのかをよく検討する必要があるのです。

それではこれら2つの借り換え方法について詳しく説明していきましょう。

借り換え専用ローンに借り換える

借り換え専用ローンはその名のとおり、借り換え目的のためだけに利用できるローン商品です。

その最たるローン商品が住宅ローン借り換えで、近年は住宅ローン金利の低金利化が進んだこともあり、低金利の住宅ローンに借り換えする方が多くなっています。

住宅ローンは何千万円もの高額借入となるため、数パーセントの金利引き下げに成功すると大きな返済負担の軽減が実現可能ですから、利用しない手はないでしょう。

これと同様にカードローン等の借入残金を低金利先に借り換えることで、返済負担を軽減するために販売されているのが借り換え専用ローンで、下記のようなメリットが期待できます。

・高額借入が期待できる
・低金利が期待できる

高額借入が期待できる

借り換えを検討する人たちに共通して言えるのが、毎月の返済負担が大きいという点です。

もちろんこの返済負担を招いているのは高金利であることが一番の原因なのですが、それに加えて借入額が高額な点も見逃せません。

高金利であっても借入額が数十万円くらいであれば、毎月の返済が負担となることはまずありません。金利差からくる差額が大きな額ではないからです。

しかし、借入額が100万円を超えるようになれば、確実に毎月の返済は負担となってくるでしょう。

そして借り換え時に問題となってくるのが借入額が高額である点です。

通常融資よりもカードローン審査は手続きが簡便と言われていますが、これはあくまで借入額が低い場合のみで、50万円を超える借り入れとなれば借り入れ審査は厳しくなり、一気に審査通過率も低くなってしまいます。提出書類に収入証明書が必要となってきたりするわけです。

よって借り換え時もその額が高額になれば審査は厳しくなり、審査に通らなかったというケースは多くなってきます。

ですが借り換え専用ローンはこういった高額借り換えも想定したローンです。

低金利が期待できる

カードローンは高金利と言われますが、設定できる上限金利は利息制限法という法律によって、下記のように規制されています。

元金10万円未満 上限金利20.0%
元金10万円以上~100万円未満 上限金利18.0%
元金100万円以上 上限金利15.0%

しかし、この上限を超えなければ適用金利をいくらにしようと違法とはならないため、いくらの金利にするかは金融機関の考え一つです。

よって、金利が低くなることを期待して借り換え目的で申し込んだとしても、思ったような金利が適用されず、返済負担を軽減することができなかったというケースも出てきます。

ですが借り換え専用ローンは低金利による借り換えを前提としたローン商品ですから、低金利の適用が受けられる確率は高くなってきます。

借り換え専用ローンでは以上のようなメリットが期待できますが、借り換え後に追加借入できないというデメリットもあります。

借り換え後は返済のみ!

借り換え後も追加借入したいという方は少なくないでしょう。

しかし、借り換え専用ローンは基本的に追加借入はできず、借り換え後は返済のみという商品が一般的です。

中には基準ラインとなる金額を設定して、返済が進み借入残高がその金額よりも低くなれば、その金額分を借入可能としているところはありますが、基本的には返済のみです。家計の状況で新たな借り入れが発生しそうな場合には通常のカードローンで低金利なものに借り換えておくほうが安心はできるかもしれません。

返済負担を軽減して返済を進めることを目的としたローン商品ですから、このスタンスは当然でしょうが、申込時には追加借入が可能かどうかを確認するようにしてください。

今よりも低金利のカードローンに借り換える

借り換え専用ローンではなく、低金利のカードローンを利用した借り換えを利用する方も少なくありません。

この場合は借入限度額が高く、金利も低い銀行カードローンがおススメとなり、借り換え専用ローンと同様に高額借入と低金利借入が期待できます。

また追加借入ができる点も借り換え専用ローンと比べればメリットとなってくるでしょう。

しかし、注意しなければならないのは、審査は決して甘くないという点です。

好条件は期待できるが、審査は厳しい!

申込先の金融機関に借り換え専用ローンが用意されていないということは、基本的に借り換え申込者の受け入れを好ましく思っていないという証とも言えます。

申込者の中には月々の返済にたいして負担は感じておらず、単にカードローンの高金利が気になって借り換えするという方もいますがそういう方は比較的少数派です。多くは毎月の返済が負担になっており、返済が生活を圧迫しているという方が少なくありません。

そういう人たちは、金融機関からすれば返済能力が高い申込者とはいえません。返済不能となる確率の方が高いと判断されるのです。

となれば金利を下げてまで申込者を募りたいというローン商品とはならないため、敢えて借り換え専用ローンとして販売するつもりはないという意思の表れとも言えると指摘する向きもあります。

よって借り換え専用ローンのないところのカードローンを借り換え目的で申し込む際には、あくまでも新規申込として審査が行われるため、審査時には下記の2点が足かせとなり自ずと審査は厳しくなってきます。

・他社借入総額
・他社借入件数

申し込む際の借入希望額は追加借入として審査が進められることになります。

現在の他社借入残金が100万円で、借り換え目的として100万円の借入希望額で申し込めば、200万円の返済があるとして審査が進められるのです。

よって、審査が厳しくなる上、仮に審査に通過できたとしても、希望通りの借り入れができないというケースも出てくるでしょう。

好条件のカードローンを借り換え目的として利用することはできますが、審査条件は厳しく、思い通りの借り入れとならないケースもあるということはよく理解しておいてください。

借り換え専用ローンはどんなものがあるの?

借り換え目的で利用できるローン商品の特徴を理解してもらったところで、実際に借り換えに向いている借り換え専用ローンにはどのようなローン商品があるのか、その概要を紹介しておきましょう。

今回紹介するのは下記4者が販売している借り換え専用ローンです。

・アコム
・プロミス
・アイフル
・東京スター銀行

アコム

アコムの借り換え専用ローンのスペックは下記のとおりです。

商品名 借換え専用ローン
借入上限額 300万円
金利 7.70%~18.0%
*100万円以上の場合は7.70%~15.0%
年齢 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する

借入額が100万円以上ならば確実に上限金利は15.0%以下が適用されますが、100万円未満では18.0%の金利設定となるケースも出てきます。

いくらの金利が設定されるのかは審査次第ですが、100万円未満の借り入れでアコムでの借り入れが初めてという場合は18.0%の金利設定となる確率は高くなってくるでしょう。

よって、審査後の金利設定しだいでは金利面での借り換え効果がないケースも出てきます。

またアコムの借り換え専用ローンで借り入れできるのは元金部分のみです。

借り換え時には元金と合わせて利息を一括で返済することになりますが、アコムの借り換え専用ローンで借り換えする際には、その利息を自分で用意する必要が出てきます。

この点はよく理解しておきましょう。

プロミス

プロミスの借り換え専用ローンのスペックは下記のとおりです。

商品名 おまとめローン
借入上限額 300万円
金利 6.3%~17.8%
*100万円以上の場合は6.3%~15.0%
年齢 年齢20歳以上、65歳以下で安定した収入がある

スッペック的には先の紹介したアコムとほぼ同等ですが、上限金利が17.8%と若干ではありますがメリットが出てきます。

よって、借り換え額が100万円未満でも、適用金利が消費者金融カードローンでよく見られる18.0%であればアコムとは違い確実に借り換えメリットが得られます。

しかし、0.2%ほどの金利引き下げで得られる借り換え効果は決して高いとは言えませ。

利用するかどうかは金利提示がいくらになるかによって検討することになってくるでしょう。

アイフル

アイフルの借り換え専用ローンは下記の2つが用意されており、そのスペックは若干違ってきます。

  • おまとめMAX
     アイフルを利用したことがある人向け
  • かりかえMAX
     アイフルを初めて利用する人向け

おまとめMAX

借入上限額 500万円
金利    12.0%~15.0%
年齢    年齢20歳以上で安定した収入がある

かりかえMAX

借入上限額 500万円
金利 12.0%~17.5%
年齢 年齢20歳以上で安定した収入がある

今回紹介した大手消費者金融3社の中では一番低金利で、高額借入が可能な借り換え専用ローンです。

とくにアイフル利用者ならば借り換え金額に関係なく、確実に15.0%以下の金利が適用されるので、100万円未満の借り換えでも安心して利用することができます。

しかし、借入上限額が500万円と高額なのに対し、下限金利が12.0%と高金利設定となっているので、100万円を超える高額な借り換えでは逆に高金利となってくる可能性があります。

アイフル利用者で100万円未満の借り換えならばおススメできるローン商品ですが、それ以外の場合には適用金利次第で他社の検討も必要となってくるでしょう。

東京スター銀行

東京スター銀行の借り換え専用ローンのスペックは下記のとおりです。

商品名 スターワン乗り換えローン(おまとめローン)
借入上限額 1,000万円
金利 12.5%
年齢 年齢20歳以上、65歳未満で前年度税込年収が200万円以上

東京スター銀行の借り換え専用ローンは申込者が給与所得者に限定されているため、申込者は正社員、契約社員、派遣社員のいずれがとなってきます。

また前年度年収が申し込み条件と加えられているなど、今回紹介する中では一番条件が厳しい借り換え専用ローンと言えるでしょう。

しかし、金利は12.5%固定となっているので、特に高金利設定が予想される100万円未満の借り換えでは大きな軽減効果が期待できます。

審査後でないと分からない適用金利が事前に分かっている分、今回の中では最も申し込みやすい借り換え専用ローンと言えるでしょう。

カードローンの借り換え~増額か他社新規か

こまった

今使っているカードローンの借入限度額がいっぱいになってこれ以上借り入れできない。

そんな状況に直面している方は珍しい話ではありません。

そんな時に今流行りのカードローン借り換えをして、低金利とした上にさらに追加融資を受けようと考える方もいることでしょう。

確かにこの方法は賢い方法とも言えるのですが、実は借り換えを行うと以降の新規借入がしづらくなるというデメリットが存在します。

よって、できるならば現状の返済を進めて融資枠を再度作るのが一番賢い方法とも言えるのです。

しかし、そうも言っていられないという方もいることでしょう。

そこで今回はそんな場面に直面した時に、借り換え以外でどう対応すればいいのかを詳しく解説していきます。

 

借り換えローンは返済専用のものがある!

借り換え専用のローンにすれば金利も下がって、新規融資も受けられるなんて考えている方は大きな勘違いです。

商品名に『借り換え』とか『おまとめ』と名のつくローンは、基本的には返済目的のローンとなります。

よって、借り換えできたとしても新規融資が受けられる可能性は少なく、返済専用ローンを組むと考えておいた方がいいでしょう。

追加融資を受けるにも条件が・・・

借り換えローンを扱っているカードローン業者で、追加融資を認めているのは東京スター銀行などの一部銀行カードローンだけです。

しかも、新規融資を受けるには設定された利用限度額を切った時からとなっています。

実際、追加融資を認めている東京スター銀行の追加融資条件を見てみましょう。

東京スター銀行の借り換えローンはスターワンバンクローン・のりかえローンという名称で、契約時には下記のように利用限度額と借入限度額の設定が行われます。

・借入限度額
30万円以上~1,000万円以下
・利用限度額
50万円以上~300万円以下

この2つの限度額の違いは、

◯借り換えとして借り入れできる額が借入限度額
◯借り換え後の借入可能額が利用限度額

という意味です。

つまり借り換えで500万円の借り入れをした場合、追加融資が受けられるのは借入残金が300万円を切った状態からということで、追加融資を受けるには借入残高が利用限度額を下回っている時だけです。

よって、借入残高が290万円になれば10万円、200万円なら100万円の借り入れが可能となります。

このように追加融資を受けるにも条件が設定されていることを見れば、借り換えローンは基本的には返済目的のローン商品であることがお分かりいただけるでしょう。

審査は決して甘くない!

しかも借り換えローンの審査は甘くなく、むしろ厳しいものとなってきます。

いま紹介した東京スター銀行のスターワンバンクローン・のりかえローンに至っては、融資実行までに1ヶ月という銀行の企業融資並みの時間が必要になることも珍しくありません。

融資実行までに時間がかかるということは、それだけ審査が慎重に行われている証拠で、審査基準は厳しく、審査難易度が高いことを意味します。

事実、東京スター銀行の借り換えローンはスターワンバンクローン・のりかえローンの申込条件には「年収200万円以上の方」という年収条件が織り込まれています。
通常のカードローンにこうした年収条件が記載されていることは稀で、普通のカードローンよりも厳しいものであることがお分かりいただけるでしょう。

よって申し込んだとしても待たすだけ待たされて、審査に通らなかったということも出てくるのです。

 

借り換え情報があれば新規申込が通りにくくなる

あとおまとめローンなどへの借り換えを行った場合のデメリットとして、他社への新規申込が通りにくくなるというデメリットが挙げられます。

これは現状の返済に窮したため、借り換えを行ったと判断されるケースがあるからです。

現状の支払いが困難な状態の人に、それ以上の貸付をするところなんてありはしませんよね。

これは年収やほかの条件も加味されるので一概にそうだとは言い切れませんが、その可能性は確実に高くなってくるでしょう。

 

借り換え専用ローンは返済目的以外に利用するな!

借り換えローンは現状よりも低金利で借り換えすることで、毎月の返済額を軽減して返済を進めることが目的です。

現状の返済が厳しいなと感じたのであれば、十分に利用する価値はあるでしょう。

しかし、追加融資を目的に借り換えローンを利用するのであれば、今回解説したことからもデメリットとなることが多いのが事実です。

よって、返済軽減を目的としない借り換えローンの利用はおススメすることはできません。

この点はよく理解しておくようにしましょう。

 

借り換えローン利用以外のおススメの方法

それでは借り入れ枠がいっぱいになった場合、まだ借り入れしたいという場合にはどうすればいいのでしょうか?

そんな時におススメなのが下記の方法です。

・既存の借入先で増枠
・他社へ新規借入を申し込む

それではこれら2つの方法について解説していきましょう。

既存の借入先で増枠

カードローンの初回申込時には50万円を超える借入限度額を希望しない限り、最高で50万円、通常では30万円の借入限度額が設定されるのが一般的ですが、この借入限度額は続枠することができます。

借入限度額の増枠は契約後に定期的な借り入れと確実な返済を行っていれば、カードローン業者への返済能力と信頼度の評価が高くなるので増枠することができます。

よって、借入限度額いっぱいの借り入れをした際に、新たな借入方法を模索するならば、まずはこの借入限度額の増枠ができないかを検討してみるべきでしょう。

 

借入額の増枠に必要な3つの条件

借入額の増枠には審査が必要になってきます。

増枠はカードローン業者から打診されることもありますが、その際にも審査通過が必要になります。

その審査に通過するために必要な条件は下記の3つです。

【審査通過に必要な3要件】
1.収入状態に変化があるか
2.返済状況に問題はないか
3.契約期間をクリアしているか

それではこれら条件内容を見ていくことにしましょう。

1.収入状態に変化があるか

借入額の増枠審査でまず確認されるのが年収です。

増枠するということは現状よりも大きい借り入れをすることになります。

となれば返済できるだけの返済原資となる年収の状況が、重要な判断ポイントとなってきます。

以前は銀行カードローンには総量規制が適用されないため、消費者金融カードローンのように借入上限額が年収の3分の1までと決められていませんでしたが、過剰貸付が問題視されたことから銀行も総量規制を1つの借入上限額の目安とする動きが出ています。

よって、増枠に対して年収が3分の1を超えるものでないのかが、まず1つの判断基準となってくるでしょう。

また申込時よりも年収が増えているなら、それだけ返済能力が高くなったことを意味するので、審査には大きなプラスポイントとなってくるでしょう。

しかし、逆に年収が減っているようならば審査ではマイナス評価となってしまい、増枠審査に通らない可能性も出てきます。

これは年収の大きさも影響してきますが、決してプラス評価にはならないということを覚えておきましょう。

2.返済状況に問題はないか

増枠審査で一番注意してもらいたいのが返済状況です。

これから貸付額を増枠しようという人が、返済にだらしないとしたらどうでしょう。

度々の遅延や延滞があれば信用度は落ち、返済能力も低いと判断されてしまい、増枠審査に通ることはありません。

毎月確実に返済されていることこそが返済能力と信用度が高いと判断できる証拠となるので、増枠してもいいと判断する必須ポイントとなってきます。

ここで返済状況に難有りと判断されれば、増枠の可能性はなくなってしまいます。

そうならないためにも毎月の返済は約定日に確実に行うよう心がけるようにしましょう。

3.利用期間をクリアしているか

増枠が認められるのは利用者の返済能力と信用度が高いと判断された時点です。

よって、そう判断するためには、ある程度の利用期間が必要になってきます。

増枠可能となる期間はカードローン業者によって違っており、3ヶ月というところもあれば半年というところもあります。

しかし、確実にとなれば利用期間が1年を過ぎたくらいが目安となってくるでしょう。

ですがよく理解しておいてもらいたいのは、ただ単に時間が経過すればいいというわけではありません。

先に申しましたように、返済状況に問題がないことが条件となってきます。

利用期間中に確実な返済が行われていることが、カードローン会社に対する信用の礎となり、増枠審査を通過することができるのです。

カードローンの融資額~審査で何をチェックされる?

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カードローンの融資額は審査時に行われる借入限度額の設定によって決定されます。

希望の限度額で申し込んだのに、ずっと低い限度額が設定されたという方も少なくないでしょう。

カードローン借り換えが目的で希望の限度額があっても審査で認められなければ、必要な資金を手にすることはできません。

特に借り換えユーザーに多いのですが、50万円を超える借り入れ希望がある場合には、審査結果が大きく影響してくることになるのです。

そしてその審査で重要視されるのが、申込者の属性内容。

属性内容が良ければ高額な借り入れをすることも可能ですが、そうでなければ数十万円くらいの低い設定額となったり、最悪、審査落ちとなることもあります。

そこで今回は借入限度額に影響する審査項目にはどんなもがあるのかを見ていきながら、その注意について説明していきます。

借入限度額の決定には年収が重要な要素となる!

近年は多くの銀行がカードローン事業に参入したこともあり、カードローンという範疇を超えた借入限度額の設定が可能なところが増えてきました。

消費者金融で500万円、銀行で800万円というのが一般的な借入限度額の最高額ですが、中には1000万円というところもあり、カードローンでの高額借入が可能な時代へと突入しています。この背景には借り換え需要の増大があります。
多くの人は借入をしたら完済を目指すことになりますが、中には完済どころか借入額が増大し、金利負担の軽減を求めてより低い金利のカードローンへの借り換えを目指す人もいるわけです。

しかし、この借入上限額はあくまでも可能性の問題であり、申し込んだ方すべてが借り入れできるというわけではありません。

先に言ったようにこの借入限度額は審査によって決定されるので、借入希望額に応じた審査結果とならなければ希望が通ることはないのです。

そして、その審査で一番重要になってくるのが年収という属性。

カードローンの審査合否においては年収の大きさは重要視されませんが、こと高額な借入限度額を希望する際には、この年収が大きな影響を及ぼすことになります。借り換えを検討する際には需要なポイントです。

カードローン審査では年収の何をチェックされる?

借り換えが目的の場合は希望額もそれなりに高額になってきます。高額な借り入れを希望する際には、それを返済できるだけの返済原資となる年収が必要となってくるので、希望借入額に相当した年収があるのかという点は重要なポイントとなってきます。

しかし、年収といっても単にその大きさだけが重要視されるわけではありません。

審査において確認されているのは下記の2つです。

・返済能力
・信用度

この2つに問題がないと判断されればカードローン審査は合格となりますし、その能力結果に応じた借入限度額が設定されることになります。

そして年収の高さはこの2つの能力を測る上で大きな判断材料となってきます。

しかし、高額な年収があれば必ずこの2つの能力が高いと判断されるわけではなく、年収においては大きさの他にも、下記のポイントが重要視されるのです。

【審査で重要となるポイント】
・年収と支出のバランス
・勤務先や勤続年数
・返済状況

それではこれら項目がどう影響してくるのかを説明していきましょう。

年収と支出のバランス

まず重要になってくるのが収支バランス。

いくら高額な年収が得られていても、支出が多ければ返済原資は年収の大きさに見合ったものではなくなってしまいます。

1,000万円の年収があったとしましょう。

しかし、その人が下記のような状況にあるとすれば、その支出が大きさから、新しく申し込む高額借入の返済原資が乏しいと判断されることになってしまいます。

【こういう場合は要注意】
・複数社からの借り入れがある
・高額な借り入れがある
・高額な住宅ローンを組んでいる

年収1,000万円のうち900万円が年間の返済支出に充てられている状況であれば、年収100万円の状態とかわりません。

年収が100万円の人に、1,000万円の借入限度額が設定されるわけありませんよね。

よって、借入限度額の設定には、この収支バランスが大きく影響してくるのです。ましてや、借り換えをしようかという人であればこのバランスはとても重視すべき項目となってきます。

そして収支バランスを判断するために確認されるのが下記の2つ。

・借入件数
 何件の借入可能先があるのか

・借入総額
 総額でいくらの借金が残っているのか

借入総額については今更説明する必要はないでしょうが、借入件数については不思議に思われる方もいることでしょう。

実は審査時には借入先の借入上限額が借金とみなされます。

これは現在まったく借金がなくても、いつでも借り入れできる状態ですから、いつ何時、借入上限額いっぱいの借金となるかわからないため借金として換算されるのです。

よって、借入件数が多ければ多いほど、実際の借金に関係なく借入先の借入限度額の合算額が借金となり、収支バランスに影響を及ぼすこととなります。

そうならないためにも高額な借入限度額を希望する際には、借入額が大きい場合には返済、必要のない借入先があれば解約しておくことをおススメします。

勤務先や勤続年数

高額な年収があったとしても、その受給先への勤続年数が短かければ、実施の額面に応じた評価は得られません。

現在、勤めていてもいつ何時、退職するかわからないのが雇用者です。

そこで重要になってくるのが勤続年数。

審査時には勤務年数が長ければ長いほど、継続して安定した年収が得られる状態であると判断されます。

よって、年収に応じた評価を得るためには、まず勤務年数がどれくらいなのかが重要視されるのです。

審査合格ラインは最低で半年から1年と言われています。

【審査で重要!】
勤続年数は半年~1年以上

高額な借入限度額を希望するならば、できるだけ勤続年数が長い状態で申し込むことをおススメします。

また勤務先も継続して安定した年収が得られると判断するための材料となります。

離職率が低いと言われる勤務先よりも、高いと言われる勤務先の方が当然離職率は低くなるので、カードローン業者はその分、安心して貸付することができます。

よって、下記のように離職率が低いと言われるところへ勤務している方は、その分、評価は上がってくるというわけです。

・公務員
・大手上場企業

高額な借入限度額を希望する際には、離職率が低い勤務先に勤務していれば審査では有利な条件となってくるでしょう。

また基本的に学生や専業主婦の場合には、借入限度額の設定が云々よりも、原則申し込むことすらできません。

この両者は返済原資である個人の年収がないため、「安定、継続した収入がある」というカードローンの申込条件をクリアできていないからです。

パート・アルバイトをしていることでそれを年収と認め、申込OKとしているカードローンもありますが、この場合には年収の低さが指摘される上、いま説明した勤務先と勤続年数が影響してくるため借入限度額はかなり低い設定となるでしょう。

返済状況

また高額年収者がすべて信用に足る人間とは限りません。

いい加減な方だと高学年収にかまけて無駄な出費も多くなってくるでしょう。

そうなれば先ほどの収支バランスが悪くなり、返済できない状況に追い込まれる可能性も考えられます。

審査時にはチャンと返済してくれる信用に足る人かの確認が必須となるのです。

その判断材料とされるのが返済状況。

審査時には申込者の信用情報が取り寄せられ、下記の情報が記録されていないかが確認されます。

・度々の遅延がないか
・延滞がないか
・強制解約がないか
・代位弁済がないか
・債務整理がないか

これら記録は返済できなかったことを示す証拠です。

よって、これら情報の記録があれば高額年収者であっても、希望通りの借入限度額が設定されることはないでしょうし、まず審査通過することもないでしょう。

審査以前の話~総量規制にかかってないか?

2016年から続く銀行カードローンの過剰貸付問題が影響し、貸付金額において銀行にその座を奪われていた消費者金融カードローンが盛り返しの兆候を見せています。

しかも消費者金融カードローンには銀行カードローンにはない、無利息サービスをはじめとする特典サービスが用意されているので、それを目当てに申し込む方も少なくありません。

そして消費者金融カードローン申し込みで気をつけなければならないのが総量規制です。

消費者金融カードローンは個人の年収3分の1を超える貸付が禁止されている総量規制という規制を遵守した経営が求められています。

よって、申し込んだはいいが、既に総量規制にひっかかる借り入れがすでにあり、審査以前の問題だったというケースも少なくないのです。

このように消費者金融カードローンでは、借り入れに際して申込時の借入残金が大きく影響してきます。

消費者金融の場合には総量規制を超える貸付にならないかが必ず審査時に確認されるため、先程も説明した下記の2つがどうなっているのかが重要なポイントとなってくるのです。

・申込時の借入件数
・申込時の借入総額

高年収の方ならば総量規制を超える借り入れがあっても、まだまだ返済できる余裕があるという人は少なくありません。

しかし、消費者金融カードローンでは余裕があるにしても、総量規制を超える貸付けはできないのです。

申し込む際には借入件数と借入総額がどうなっているのかを確認し、現在の借入上限額がいくらなのかを把握した上で適正な借入希望額で申し込む必要があります。

総量規制がアダとなって希望額が通らない場合には、銀行カードローンに申し込むしか手はないでしょう。

銀行カードローンの人気どころ

借入上限額は高く設定した方がお得!

これはカードローンに限った話ではありませんが、金融機関からの借り入れは高額であるほど低金利が適用されます。

金利の設定は下記のように利息制限法によって、上限金利が決められています。

・借入額が10万円未満
 ⇒上限金利20%
・借入額が100万円未満
 ⇒上限金利18%
・元借入額が100万円以上
 ⇒上限金利15%

借入金額が大きくなるほど上限金利が低く設定されているのがお分かりいただけるでしょう。

この上限を超えなければカードローン業者は自由に金利を設定できるので、その金利設定は各社違いがありますが、高額借入した方が確実に低金利であることは事実です。

よって、可能であるならば申込時にはできるだけ高額な設定とした方が、利用者には高いメリットが生まれます。

下記の金利設定表はあるカードローンのものですが、これを見れば借入限度額の設定がいかに金利設定に影響を及ぼしているのかがお分かりいただけるでしょう。

100万円未満 12.0%~17.8%
100万円以上~150万円以下 6.0%~14.8%
150万円超え~300万円以下 5.0%~12.8%
300万円超え~500万円以下 4.5%~8.8%
500万円超え~700万円以下 3.5%~5.8%
700万円超え~800万円以下 1.7%~4.8%

借りられないときはどうする?

それでは最後に知名度の高い銀行や大手消費者金融で、借り入れできない時の対応策について説明します。

銀行や大手消費者金融で借り入れできない時には、下記のような何らかの原因があると考えられます。

【大手で借入できない理由】

・借入件数が多い
・借入総額が多い
・返済状況に問題がある

この場合は視点を変えて中小の消費者金融に申し込んでみるというのもひとつの手です。中には審査が甘いという見方をする人もいるようです。

大手消費者金融のようなネームバリューと信頼度はありませんが、堅実な貸付を行っている老舗もあるので、シッカリと下調べした上で申し込んでみるのもいいでしょう。

しかし、更なる借り入れをする際には、本当にこれ以上借金を増やしてもいいのかはよく考える必要があります。

借金を増やすだけで原状回復ができないならば、まずは上記の抜本的な原因を解消することが一番有効な対策方法となってくるでしょう。

借入件数、借入総額が多い

先に説明したように収支バランスは審査時に重要視されるポイントです。

借入限度額の設定への影響だけでなく、この収支バランスが悪すぎると審査NGとなる原因ともなってきます。

まず消費者金融カードローンでは下記の2点の改善が必要になります。

  • 現在の借入件数による総借入上限額を総量規制が影響しない額まで返済する
  • 現在の借入総額を総量規制が影響しない額まで返済する

借入件数があるだけで実際には数万円の借金しかないという場合には、既存の借金と見なされる借入上限額の合算額を減らすだけでいいので、必要のない借入先を解約すれば問題解決です。

しかし、借入件数が多く、借入総額も高額な場合には、追加融資を求める前に借入の返済を進めるのが一番必要な対策法となります。

総量規制の3分の1を切るくらいまで返済が進んだ状況ではまだ不十分です。

総量規制は貸金業法が定めた1つの規制で、実際に総量規制の額いっぱいまで貸付が行われているわけではなく、総量規制の80%くらいが適正な貸付額と捉えているところも少なくありません。

まずはしっかりと返済を進め、十分借金が減った状態まで申し込みは避けた方がいいでしょう。

また、総量規制にとらわれない銀行カードローンは、総量規制の規制額を超えた貸付が法律上は可能です。

しかし、今は全国銀行協会より各銀行に貸付の自主規制が求められており、総量規制を貸付上限額にとの申し付けがされています。

全てのケースにおいてではありませんが、いま説明した消費者金融カードローンの場合と同様の対策を取る必要があるでしょう。

返済状況に問題がある

延滞など返済状況に問題がある場合は、返済不能に陥っているケースも少なくありません。

返済できる状況ならば返済を行うのが一番いい対策法なのですが、返済できない状況であるならば債務整理を検討した方がいいかもしれません。

債務整理とは現在の借金を減額したり返済期間を伸ばし、返済負担を減らす下記の2つがあります。

・任意整理
・個人再生

しかし、まったく返済できる状況でないという場合には、借金が全額免除される自己破産という手を取るしかありません。

債務整理を行うには弁護士などの専門家の手を借りる必要があるので、「債務整理しかないな」と感じたら、まずは専門家に相談して一番いい解決方法を見つけてもらうようにしましょう。

カードローン借り換えを比較する際の検討すべきポイント

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借りてしまったカードローン、どこに借り換えをすべきか

これはカードローンユーザーにとっては大きな問題です。

なぜなら借り換え先によってメリットが大きく異なってくるからです。

カードローンは、一旦契約して限度額をもらったら、その限度額の範囲内でいくらでも追加で借り入れできる点が一番大きなメリットでもあり、特徴となっています。

しかし、デメリットもあります。

それは利率が高いということです。ことさら強調するまでもなく、どこのカードローンも上限金利は通常の銀行融資と比較して明らかに割高です。

これは融資目的が絞られておらず、貸す側にとってもリスクが大きいからです。

よって、多額のお金をカードローンで借りるとなると、利率に注意しておかないと支払い利息はばかにならない大きな負担となってきます。

最悪なのは複数のカードローンで数十万円ずつ借りて合計借り入れ額が数百万円となっているケースです。

カードローンは1社で高額借入を行えば利率はそれに応じて低くなりますが、100万円以下の比較的少額な借入だと利率は高いままでの借り入れとなります。

つまり、複数のカードローンすべてが上限付近の高利率で借りている可能性が高いわけです。

こうなると本当に利息もバカになりません。早急に借り換えをするべきなのです。

現状よりも金利の安いカードローンへ借り換えすることで、支払い額を減らすことが可能になってきます。

そこで今回はカードローン借り換えを比較検討する際に、重要になってくるポイントについて詳しく解説していくことにします。

借り換えの最重要比較ポイントは金利が低いこと

カードローンに限った話ではありませんが、融資の借り換えを行う目的はただ一つです。

支払う利息を減額すること。

よって、いかに低金利のカードローンに借り換えるのかが、一番重要なポイントとなってくるのです。

現状金利が18%から10%のところへ借り換えしたとしましょう。

単純に8%の金利差だけ利息を減らすことができるのですが、仮に8%も金利を抑えられれば、下記のように数百万円にも上る高額借入でなくても十分な利息減額を達成することが可能です。

18%⇒10%への借り換え

(30万円の借り入れの場合)
・金利18%の利息 5.4万円
・金利10%の利息 3万円

2.4万円のという金額がメリットと感じるかどうかは、借り入れしている人の価値観にもよりますが、確実に利息支払いの減額ができていることはお分かりいただけるでしょう。

また、30万円ではなく、数百万円にも上る高額借入の場合と比較するとどうでしょうか?

下記のようにさらなる減額効果が望めます。

(300万円の借り入れの場合)
・金利15%の利息 45万円
・金利10%の利息 30万円

さすがに10万円を超える減額が可能になるのであれば、カードローンを借り換えしようという気にはなってくるかと思います。

カードローン借り換えのメリットを把握しよう!

カードローン借り換えはとにかく現状と比較して低金利なカードローンを選ぶことが重要なポイントとなってきますが、そのほかにも併せて知っておいてもらいたいポイントがあります。

それは下記の3つです。

カードローン借り換えの比較ポイント

・普段利用することの多い提携ATMが多いか
・毎月の返済額が現状と比較して少ないか
・提携ATMの使用手数料が無料か

カードローン借り換えは支払額を減額することが一番の目的ですから総支払額が現状と比較して安くなったらまずは成功ですが、利便性が悪くなったとなると少々痛しかゆしではあります。

よって借り換えを比較検討する際に金利だけにとらわれずに、様々な角度からメリットの可能性を探る必要もあるのです。

借り換え比較ポイント!提携ATMがある

カードローンの借り入れと返済で一番利便性の高い利用手段がATMです。

よって、借り換え後に普段利用しているATMが利用できるのかどうかは、借り換え先を選ぶ際には見逃すことのできない選択基準となってくるでしょう。

借り換え後に不便になったと後悔しないためにも、利用できるATMの確認は忘れず行うようにしてください。

毎月の返済額が現状より少ない

カードローンは借入残高に対して、毎月の返済額が一定に設定されていることが多いです。

例えば人気のオリックス銀行カードローンだと以下のようになります。

(オリックス銀行カードローンの場合)

借入残高30万円以下 7千円
借入残高30万円超~50万円以下 1万円
借入残高50万円超~100万円以下 2万円
借入残高100万円超~150万円以下 3万円
借入残高150万円超~200万円以下 3.5万円
借入残高200万円超~250万円以下 4万円
借入残高250万円超~300万円以下 4.5万円
借入残高300万円超~400万円以下 5万円
借入残高400万円超~500万円以下 6万円
借入残高500万円超~600万円以下 7万円
借入残高600万円超 8万円

できるならば現状よりも返済額が少なく、返済利息にも大きな影響がない設定がおススメです。

基本的には高額借入の場合、毎月の支払額は高く設定されることとなるので、高額借入となるケースの多い借り換えにおいては必ず確認してください。

現状と比較して金利は低くなったものの、毎月の返済額が増えてしまって、支払いに窮することになっては意味がありません。

そうならない為にも、借り換え後の毎月の返済額がいくらになるのかは、忘れずに必ず確認するようにしましょう。

提携ATMの使用手数料が無料

借り換え時には金利による利息支払いの減額のほかにも、提携ATMの使用手数料が無料かどうかの確認を必ず行いましょう。

カードローンは基本的に提携ATMを利用する際には、下記の使用手数料の支払いが発生します。

提携ATMの一般的な手数料
・1万円以下 108円
・1万円超え 216円

これは毎月の支払額などと比べれば大した金額とは思えませんが、毎月1万円を超える借り入れと返済を1度ずつ行えば月に436円、1年で5,232円もの使用手数料が発生します。

しかもこれを5年間繰り返せば26,160円もの出費となるのです。

そんなの大した金額じゃないと言われる方もいるでしょうが、5,000円あればほかに何が買えるのか考えてみてください。

決して大した金額じゃないとは言えませんよね。

近年はオリックス銀行カードローンのように、提携ATMの使用手数料が無料のところもでてきています。

借り換えの際には必ず確認するようにしてくださいね。

金利は借入限度額によって違ってくる!

カードローンに限らず金融機関の金利は借入額が大きければ大きいほど低くなってきます。

これは利息制限法でも明確化されており、下記のように借入額に対する上限金利が設定されています。

法定利率
・借入額が10万円未満 20%(年率)
・借入額が100万円未満 18%(年率)
・借入額が100万円以上 15%(年率)

よって金融機関はこの利息制限法で定められた上限金利を基準として、金利の設定を行っています。

しかし、金利設定は利息制限法の上限金利を上回らなければ問題ないため、各カードローンの金利設定はそれぞれ違っているのです。

そこで確認してもらいたいのが各社の金利設定。

カードローンの金利設定は下記のように利用限度額に応じて金利設定が行われていますが、限度額幅によるクラス分けが違ってくる上、借入額に応じた設定金利も違っています。

(みずほ銀行カードローン金利)

10万円以上~100万円未満 年14.0%
100万円以上~200万円未満 年12.0%
200万円以上~300万円未満 年9.0%
300万円以上~400万円未満 年7.0%
400万円以上~500万円未満 年6.0%
500万円以上~600万円未満 年5.0%
600万円以上~800万円未満 年4.5%
800万円 年2.0%

(オリックス銀行カードローン金利)

100万円未満 年12.0%~17.8%
100万円以上~150万円以下 年6.0%~14.8%
150万円超え~300万円以下 年5.0%~12.8%
300万円超え~500万円以下 年4.5%~8.8%
500万円超え~700万円以下 年3.5%~5.8%
700万円超え~800万円以下 年1.7%~4.8%

上記2社の金利体系を見てもらえばお分かりでしょうが、100万円を借りるにしても借入先が違えば金利は大きく違ってくる上、オリックス銀行カードローンのように借入限度額クラスの金利に幅を持たせ、審査しだいで更なる低金利も期待できる金利設定を行っているところもあります。

カードローン借り換えを検討する方は百万円単位の高額借入をしているケースが多いため、低金利が期待できますが、だからといってどこでもOKというわけではありません。

まずは自分の借り換え金額に合わせた適用金利を各社比較して、どこが一番メリットの高い低金利となる可能性が高いのかを検討する必要があるのです。

消費者金融と銀行カードローンの金利比較

それでは借り換え先は何処を選べばいいのか、これは切実な問題となってきます。

まず借り換えの必須条件となってくるのが低金利であることです。

となれば最初に考えなければならないのは、消費者金融カードローンか銀行カードローンのどちらがメリットが高いかでしょう。

これはすでにカードローンを利用した方であれば周知のことでしょうが、金利面で言えば圧倒的に銀行カードローンの方が低金利です。

実際に大手消費者金融とメガバンクのカードローン金利を見てみることにしましょう。

大手消費者金融の金利
・アコム  3.0%~18.0%(年率)
・プロミス 4.5%~17.8%(年率)
・アイフル 3.0%~18.0%(年率)
・SMBCモビット 3.0%~18.0%(年率)
メガバンクの金利
・みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
・三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%(年率)
・三菱UFJ銀行バンクイック 1.8%~14.6%(年率)

上限金利を見てもらえば明白ですが、ここで既に4%もの金利差が生まれており、基本的には銀行カードローンの方が低金利であることが分かります。

借り換えの場合には数百万円単位の高額借入となるので、さらに低い金利適用がされることを考えれば、やはり借り換え先として選ぶのならば消費者金融よりも銀行カードローンの方が金利面でメリットを生むことが多いのは間違いないでしょう。

銀行カードローン同士での金利比較

それでは借り換え先を銀行カードローンにした場合、どのように金利比較をすればいいのでしょうか。

金利が低い高いを判断するのは、やはり各行が公表している金利を比較するのが手っ取り早いでしょう。

各銀行カードローンの金利は下記の通りとなります。

・みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%(年率)
・三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%(年率)
・三菱UFJ銀行バンクイック 1.8%~14.6%(年率)
・オリックス銀行カードローン 1.7%~17.8%(年率)
・楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5%(年率)

こうして金利設定を比較してみると銀行カードローンだから、必ず低金利であるというわけではないことがお分かりいただけるでしょう。

しかし、この公表金利を見て上限金利だけから金利が高いと判断するのは時期尚早です。

先程も説明しましたが、金利は借入額が高額になればなるほど低金利となり、その金利設定は各銀行で大きく違ってきます。

よって上限金利が高いからといって、必ずしも借り換えメリットのない銀行カードローンだと断定することはできないのです。

その最たる例がオリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローンは上限金利が17.8%と消費者金融カードローン並みの高金利となっていますが、100万円を超える高額借入をする際には驚く程の低金利設定が可能となってくるのです。

それでは再度オリックス銀行カードローンの金利設定を見てみましょう。

オリックス銀行の金利は100万円を超えると低金利に!・100万円未満       12.0%~17.8%
・100万円以上~150万円以下 6.0%~14.8%
・150万円超え~300万円以下 5.0%~12.8%
・300万円超え~500万円以下 4.5%~8.8%
・500万円超え~700万円以下 3.5%~5.8%
・700万円超え~800万円以下 1.7%~4.8%

数十万円の借り入れの場合には上限金利が設定されることが一般的ですから、オリックス銀行カードローンの場合は17.8%が適用される可能性が高く、そうなると金利メリットはありません。

しかし、これが100万円の借り入れとなれば、下記のように一番金利面でメリットを生む可能性があるカードローンへと生まれ変わるのです。

100万円借入時の金利順位
1.オリックス銀行カードローン  6.0~14.8%(年率)
2.三菱UFJ銀行バンクイック 9.6%~12.6%(年率)
3.楽天銀行スーパーローン    9.6%~14.5%(年率)
4.三井住友銀行カードローン   10.0%~12.0%(年率)

このように銀行カードローンの金利比較をする時には、公表されている「○○%~○○%」という上限金利と下限金利を見るだけでは正確な金利メリットを計ることはできません。

かならず借入額に応じた金利設定がどうなっているのかが詳細に判断できる、金利設定表を見る必要があるのです。

上限金利が低くても、借り換え額に応じた金利設定が他行と比べて高かったということも考えられます。

金利比較をする際には表面的な公表金利に惑わされることなく、借り換え額に応じた金利を設定表で確認して比較するようにしましょう。

借り換えにおススメなのはみずほ銀行とオリックス銀行

それではカードローン借り換えで知っておいてもらいたい重要ポイントを説明したところで、私どもがおススメする具体的な銀行カードローンを紹介しましょう。

その銀行カードローンは下記の2行です。

・みずほ銀行
・オリックス銀行(リボ払いの借り換えのみ)

それではこの2行にはどのようなメリットがあるのかを簡単に説明していきましょう。

みずほ銀行

必要書類 金利 審査 保証人・担保 年会費・手数料 最大限度額
公式サイトにてご確認ください。 年2.0%〜14.0%
来店不要 不要 無料 800万円
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

みずほ銀行カードローン
⇒公式サイトはこちら

みずほ銀行カードローンは金利が2.0%~14.0%(年率)と銀行カードローンの中でも低金利である上、最高借入限度額が800万円と高額ですから、借り換えには充分適した条件を持つカードローンと言えます。

また金利面だけでなく、今回説明したほかのメリットについても、下記のように十分満足な結果となっています。

①普段利用することの多い提携ATMがある

利用可能なATMは下記のとおりです。

・みずほ銀行ATM
・E-net(ファミリーマート、ポプラ、スリーエフ、デイリーヤマザキなど)
・ローソンATM
・セブン銀行ATM
・ゆうちょ銀行
・提携金融機関ATM(都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など)

※キャッシュカード兼用型によるご利用の場合、提携金融機関やゆうちょ銀行でご利用いただけないお取引もございます。

主要なコンビニが網羅されているので、確実に普段使っているATMが利用できること間違いなしでしょう。

②毎月の返済額が現状より少ない

返済額は借入残金によって違ってきますが、100万円以下で1万円、200万円以下で2万円と高額借入に対しても負担とならない返済額設定となっています。

③提携ATMの使用手数料が無料

提携ATMの使用手数料は残念ながら有料となっており、一度の利用につき108円もしくは216円の使用手数料がかかってきます。

以上のように借り換えには適したカードローンスペックを持っていますが、融資実行までには最低でも2週間、最長で1ヶ月と長い時間を要します。

よって、お急ぎの方にはおススメできないので、この点はよく理解しておきましょう。

カードローン借り換えとおまとめローンはどう違う?

最近はカードローンをはじめとする無担保・無保証の個人借入が手軽に行えるようになりましたが、依然として安くならないのが借入金利。

申し込みが手軽にできるため複数のカードローンを利用している方は少なくありませんが、ここで問題となってくるのが返済です。

政府のゼロ金政策の行き過ぎがマイナス金利を引き起こした昨今でも、カードローンの金利は銀行、消費者金融ともに引き下げられることはなく、依然として10%を超える高金利での貸し付けが行われています。

この金利は高いのに借り入れしやすいというカードローンの利便性は多くの利用者を生むことになりましたが、複数社からの借り入れに対する返済が発生し、支払いに苦慮することになる方が出るという不測の事態が発生しているのも事実です。

そして、これら返済の問題を抱えている方にとって、魅力的な金融商品として注目されているのが借り換えローンやおまとめローンです。

呼び名はそれぞれ違えど消費者金融や銀行から、これら金融商品の取扱いを行っているところは多くなっているので、その存在を耳にしている方も多いことでしょう。

しかし、借り換えローンとおまとめローンはどう違うのでしょうか?

言葉の意味合いからはどちらも借り換えを目的としたローン商品であることには違いありません。

よって、単なる呼び名の違いに過ぎないと考えている方も多いでしょうが、実はこれらローン商品は似てはいてもその性質は全く違っています。

そこで今回は現状にあった借り換えを行ってもらうためにも、これら2つのローン商品について詳しく説明していくことにしましょう。

 

借り換えローンとおまとめローンってどんなローン商品なの?

先程も申しましたが借り換えローンもおまとめローンも、現状の借金を借り換えるという点では全く同じ手段となっています。

どちらも借り換えによる低金利適用によって、毎月の返済額と総支払額の低減を図る返済手段なのです。

しかし、この2つのローン商品には下記のような違いがあります。

・借り換えローン 借金を現状の支払い金利よりも低金利のところへ借り換える
・おまとめローン 複数ある借金を1つにまとめて総支払額低減等のメリットを生む

つまり借り換えローンは1つの借金、おまとめローンは複数の借金の総支払額を低減するための返済手段というわけです。

それではこれら2つのローンをよく理解してもらうためにも、それぞれの特徴を詳しく説明していくことにしましょう。

借り換えローンについて詳しく知ろう!

借り換えローンで一番身近な金融商品として挙げられるのが住宅ローン借り換えです。

2016年1月29日に日銀がマイナス金利を導入したことにより、ただでさえ近年低金利化が顕著だった住宅ローン金利はさらなる金利の低下が促進されました。

数年前に住宅ローンを組んだケースでさえ、現在借り換えを行えば数百万円の利息を軽減することが可能となっているほどです。

この情報はニュース等で取り沙汰されているため、住宅ローンを組んでいるならば借り換えを検討している、または検討したという方は多いことでしょう。

住宅ローンは返済完了まで同一金利支払いの固定金利と、金利変動のある変動金利の2種類が選べますが、金利変動による金利高騰というリスクがあっても固定金利よりも低金利設定されている変動金利を選ぶ方が大半です。

しかし、底値とも言われている現状では固定金利と変動金利の差は縮まっており、変動金利のローンを固定金利のローンへ借り換えするチャンスと考えている方も少なくありません。

このように借り換えローンの場合、複数のローンや借金を一本化するのではなく、現状の金利よりも低金利を適用することによって、毎月の返済額と総支払額を減らすことが目的となります。

よって、低金利化が進む住宅ローンにおいて借り換えローンは、まさに高いメリットを生むことのできる返済手段と言えるでしょう。

そしてこの金利差が生み出すメリットは、カードローンに関しても同じことが言えます。

借り換えローンを利用することで下記のようなメリットを生み出すことができるのです。

・毎月の返済額を軽減できる
・最終的な返済総額を軽減できる

それではカードローン借り換えについて簡単に説明しておくことにしましょう。

 

①消費者金融と銀行でもこんなに金利差が!

たしかにカードローン業界は住宅ローンのように、日銀のマイナス金利導入による金利引き下げは行われてはいません。

よって住宅ローンのように驚くような利息の減額は望めません。

しかし、カードローンの取り扱い先である銀行と消費者金融には、下記のように金利にシッカリと金利差が出ているのです。

消費者金融カードローン
・プロミス 年4.5%~17.8%
・アイフル 年3.0%~18.0%
・アコム  年3.0%~18.0%
・SMBCモビット 年3.0%~18.0%

銀行カードローン
・みずほ銀行  年2.0%~14.0%
・三井住友銀行 年4.0%~14.5%
・楽天銀行   年1.9%~14.6%
・SMBCモビット 年3.0%~18.0%

(みずほ銀行の場合、住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。)

消費者金融カードローンの金利よりも低金利である銀行カードローンへ借り換えすることで、借り換えローンによるメリットを実現することができます。

それでは消費者金融カードローンの金利を18%、銀行カードローンの金利を14%と仮定して、50万円を借り入れして毎月15,000円の返済を行った場合、発生する利息と元金充当額はどれくらい違ってくるのかを見てみることにしましょう。

・返済回数 1回目 返済額15,000円

(消費者金融)
・利息発生額 7,397円
・元金充当額 7,603円
・返済残高  492,397円

(銀行)
・利息発生額 5,753円
・元金充当額 9,247円
・返済残高  490,753円

 

・返済回数 6回目 返済額15,000円

(消費者金融)
・利息発生額 6,817円
・元金充当額 8,183円
・返済残高  452,662円

(銀行)
・利息発生額 5,209円
・元金充当額 9,791円
・返済残高  442,938円

 

4%の金利差が毎月約1,600円の利息差を生み、それがそのまま元金充当額に影響しています。

よって、6回の返済で返済残高には約1万円もの差を生み出しています。

これはそのまま返済回数が増えることを意味します。

しかも50万円に対して毎月15,000円の返済を行った場合、その返済回数は単純計算でも約33回を要します。

となればこれも単純計算ではありますが、この金利差が生む総支払額には約5万円もの差額が出てくるのです。

そしてこの金利差が生み出す支払利息額の差は、下記のように借入金額が大きければ大きいほど大きなメリットを生み出します。

・100万円借り入れの場合
金利18% → 18万円
金利14% → 14万円
差額 4万円

・200万円借り入れの場合
金利18% → 36万円
金利14% → 28万円
差額 8万円

・300万円借り入れの場合
金利18% → 54万円
金利14% → 42万円
差額 12万円

この支払利息差額を見れば金利差を考慮した借り換えが、いかに大きなメリットを生み出す返済手段であるかご理解いただけることでしょう。

 

②信用度が上がれば適用金利は低くなる

またカードローンの金利設定は年齢や年収など、様々な要因が影響してきます。

よって申し込んだ当初は年収も少なく、年齢も若く条件が伴わなかったため、満足いかない金利設定が行われることも多いことでしょう。

しかし、年月が経過して年齢や年収が十分な条件を備えるようになれば、金利引き下げが可能になることは十分に考えられます。

高い信用力を持つことによって、金利引き下げを実現することが可能なのです。

となれば現状に何の不満も持っていない方であっても、利用中であるならば借り換えローン利用を検討してみる必要はあるでしょう。

 

おまとめローンについて詳しく知ろう!

借り換えローンは単数の借金借り換えに限定されるため、生み出されるメリットは利息負担の軽減にのみとなります。

これに対し、おまとめローンは複数の借金を一本化するため、下記のように複数のメリットを受けることができるのです。

・金利を低く抑えられる
・毎月の返済額を軽減できる
・最終的な返済総額を軽減できる
・返済日を1日に集約できる
・返済管理がしやすくなる
・精神的負担を軽減できる

 

①金利を低く抑えられる

カードローンに限らず金融機関からの借入金利は、業者の提供する金利水準の高さに関係なく、高額借入ほど低金利となります。

よって、複数の借り入れを一本化するおまとめローンは高額借入となる傾向が強いため、低金利を期待できます。

現在、下記のような借り入れをしているとしましょう。

・A社 借入額100万円 金利11%
・B社 借入額100万円 金利15%
・C社 借入額 50万円 金利12%

この3社から借り入れしている総額250万円に対して、支払わなければならない利息総額は32万円となります。

しかし、この250万円という借り入れを1社から行ったとすれば、確実に低金利の適用が受けられます。

ソニー銀行カードローンを例に挙げると、250万円の借り入れに適用される金利は最低で8.0%です。

よって、支払利息は20万円となり、12万円もの利息削減が可能となってきます。

12万円となれば決して見過ごすことのできる金額ではありませんよね。

特におまとめローンは借金の一本化を目的に提供されているローン商品ですから、さらに優遇された金利適用を受けられる可能性もあるのです。

 

②毎月の返済額を軽減できる

おまとめローンは基本的に低金利が適用されるので、当然のことながら毎月の返済額は現在のものよりも低くなります。

しかもおまとめローンは低金利だけでなく、返済期間も最長10年と長く設定できるので、確実に毎月の返済額を軽減することが可能となってきます。

しかし、返済期間を長くすれば金利は自ずと高く設定されるため、あまりにも長い返済期間に設定するのは考えものです。

毎月の返済額は減ったが、返済期間を伸ばしたがため、最終的に以前よりも支払総額が増えてしまったという話も時折耳にします。

そうならないためにも毎月の返済額だけでなく、支払総額がどうなっているのかも確認する必要があるのです。

 

③最終的な返済総額を軽減できる

これも先ほどの毎月の返済額と同じです。

低金利による利息軽減が総支払額の削減に繋がります。

しかし、先ほど申しましたように、返済期間を長くして支払総額が以前よりも高額になったということにならないよう注意が必要です。

 

④返済日を1日に集約できる

借入先が複数ある場合、返済期日がバラバラであるケースは珍しい話ではありません。

しかし、返済日が複数あると返済日を忘れがちになり、返済の遅延を引き起こす原因となります。

度重なる遅延は金融事故として信用情報に登録されることもあるので、利用者はそうならに為にも細心の注意が必要となりますが、おまとめローンで返済日を1つに集約すればそんな心配も必要ありません。

 

⑤返済管理がしやすくなる

借入先が複数ある場合、最も苦労するのが返済管理です。

借り入れした時期や借入額、適用金利、借入残高など、すべてがバラバラのためかなりシッカリもので几帳面な方でもなければ、状況把握は難しくなってくるでしょう。

しかし、おまとめローンによる一本化で、これも心配する必要がなくなります。

 

⑥精神的負担を軽減できる

借り換えローンを利用する方は単に返済額を軽減したいという目的が多いのに対し、おまとめローンを利用する方は体重債務という状況に陥っているケースが多く見られます。

よって毎月訪れる複数の返済が精神的な負担となっている方も少なくありません。

しかし、おまとめローンならば返済は月一度に限定されるだけでなく、毎月の返済額の軽減
も図れるので精神的負担が小さくなったという声が多いようです。

 

消費者金融と銀行とではどう違う?

借り換えローンとおまとめローンの違いについて理解してもらったところで、これらローン商品に対する消費者金融と銀行の動向はどうなっているのかについて説明します。

これらローン商品の利用者はどうしても高額借入となる傾向があるため、消費者金融、銀行ともに積極的に展開しているとは言いづらいのが実情でしょう。

これらローン商品を積極的に提供しているのは下記の数社のみであることを考慮すれば、各業者が旨みを感じている事業でないことは明らかです。

・消費者金融⇒プロミス、アイフル、アコム、SMBCモビット
・銀行⇒東京スター銀行、みずほ銀行、三井住友銀行

とくにおまとめローンに関しては複数社からの借り入れを一本化することが目的となるため、申込者が多重債務者であることから審査が厳しいと言われる銀行では、借り換えローンはあっても、おまとめローンはないというのが実情です。

そこで最後にこれら業者の中でも、とくにおススメのおまとめローンを提供しているところを紹介しておきましょう。

 

消費者金融のおススメおまとめローンはコレ!

消費者金融の中でもとくにおススメなのはアイフルです。

アイフルはメガバンクの資本介入が普通となった大手消費者金融の中でも、唯一、どこからの資本介入も受けず独自資本で営業を続けている消費者金融です。

よって、他社との差別化を図るため独自商品提供を多く展開していることで大きな評価を得ています。

そのアイフルが提供するローン商品は下記の2つです。

・おまとめMAX 金利12.0%~15.0% 借入限度額500万円 返済期間最長10年(120回)
・かりかえMAX 金利12.0%~17.5% 借入限度額500万円 返済期間最長10年(120回)

ローン名称は「おまとめ」と「かりかえ」となっていますが、どちらも他社借入をアイフルに一本化するためのローン商品で、借り換え、おまとめともに利用できます。

それならば何で2つのローン商品があるのと不思議に思われる方もいることでしょう。

実は、このローン商品は過去にアイフルを利用したことがあるかどうかで、下記のように利用できるタイプが限定されます。

・おまとめMAX 過去にアイフルを利用したことがある
・かりかえMAX 過去にアイフルを利用したことがない

よって、アイフル利用者ならば2.5%も低い金利で利用できるというメリットがあるのです。

 

①おまとめMAXとかりかえMAXのメリットは?

それではおまとめMAXとかりかえMAXのメリットを簡単に紹介しておきましょう。

そのメリットは下記のとおりです。

・最短、即日融資が可能
・銀行カードローンと変わらない低金利(おまとめMAXの場合)
・年齢上限の設定がない

アイフルの店舗に出向く必要があるのは面倒ですが、この手の高額ローン商品で即日融資が可能なのは大きなメリットとなってくるでしょう。

また上限金利が15%というのも、銀行に比べ高金利である消費者金融の中では特記すべき点ですし、通常ローン商品は70歳以上の申し込みを断っているにもかかわらず、申し込み条件に年齢上限が設定されていないのも見逃せません。

 

②おまとめMAXとかりかえMAXのデメリットは?

次はおまとめMAXとかりかえMAXのデメリットです。

メリットと合わせてよく把握しておくようにしましょう。

・かりかえMAXは高金利
・追加借入ができない
・返済方法が口座振替のみ

アイフルの利用実績がない場合はかりかえMAXの利用となりますが、ネックとなってくるのが17.5%の高金利。

借入金額にもよりますが上限金利が通常の消費者金融カードローンの高金利と変わらないので、借入金額次第ではおまとめローンのメリットが生まれない可能性も懸念されます。

また消費者金融が提供するおまとめローンでは共通して言えることですが、このローン商品は返済専用ローンです。

よってカードローンのように返済に利便性を求める必要もないことから、返済方法は口座振替のみとなっています。

ほかの返済方法を用意している業者もあることを考慮すれば、借り入れだけでなく返済面でも利便性の高いアイフルにしては少々残念に思える点です。

 

銀行のおススメおまとめローンはコレ!

銀行の中でおススメなのは以前からおまとめローンを主力商品として取り扱ってきた東京スター銀行です。

そのローン商品はスターワンバンクローンといい、利用目的によって下記の2つに分類されています。

・おまとめローン 複数者からの借り入れを一本化したい
・のりかえローン 低金利のローンに借り換えしたい

しかし、どちらも借り換えという点においては同じ利用法となるので、実際のところはどちらを選んでもOKというのが実情です。

その点においては、下記のように適用金利の違いが利用者にとってどう影響するのかが、まずは重要なポイントとなってきます。

・おまとめローン 金利5.8%~14.8%
・のりかえローン 金利7.8%~9.8%

おまとめローンは複数社の一本化が目的のため高額借入を想定して下限金利が低く設定されていますが、のりかえローンはその目的はないため2%も高くなっています。

しかし下限金利いっぱいの設定が適用される程の借入額になることは稀有ですから、通常は10%を切る上限金利が設定されているおまとめローンを利用する方が受けるメリットは大きいでしょう。

 

①おまとめローンのメリット、デメリット

それではまずおまとめローンのメリットについて説明します。

そのメリットは下記のとおりです。

・追加借入が可能
・借入限度額が大きい
・預金連動による金利軽減

消費者金融のおまとめローン商品は大半が返済専用となっているので、追加借入することはできません。

その点、この東京スター銀行のおまとめローンは契約時に利用限度枠が設定され、ローン残高が利用限度額を下回った時点でその対象額を借り入れできます。

「利用限度額30万円以上~300万円以下」で「ローン残高250万円」ならば、新たに50万円の借り入れをすることが可能です。

この点は消費者金融のおまとめローンとの大きな差別化ポイントとなってくるでしょう。

また借入限度額が最高1,000万円というのも、おまとめローンとしては十分な金額設定と言えます。

そして見逃せないのが預金連動です。

東京スター銀行の指定口座に預金があれば、その預金分の利息負担が免除となります。

300万円借り入れして、口座に50万円の預金があれば、実質金利がかってくるのは250万円となるわけです。

東京スター銀行をメインにしていたり、定期預金を組んでいる方にとっては大きなメリットとなってきます。

しかし、おまとめローンには下記のようなデメリットもあります。

・借り入れまでに時間がかかる
・審査が厳しい
・返済手段が東京スター銀行の口座振替のみ

融資までには最短でも2週間の日数が必要となり、即日融資が可能なアイフルと比べれば遅すぎる感は否めません。

また融資までの時間が長いのは審査が厳しい証拠でもあり、申し込み資格も下記のように厳しく、審査通過できないケースも多々あるようです。

・満20歳以上~65歳未満
・正社員、または契約社員であること
・年収200万円以上
・パート、アルバイト、自営業者は申込不可

またアイフル同様に返済方法が同行の口座振替のみというのも利便性にかけるでしょう。

 

②のりかえローンのメリット、デメリット

のりかえローンのメリット、デメリットは先に説明したおまとめローンと全く同じです。

しかし、先程説明したようにおまとめローンよりも上限金利が低いという点は、大きなメリットとなってくる方は多いでしょう。

ですがこの上限金利を狙って申し込んだとしても、審査でおまとめローンが適用される結果になるケースも少なくありません。

審査の結果内容によりますが、この点はよく理解しておきましょう。

 

 

カードローン借り換えの手順は?おすすめはどこ?

気軽な手続きでお金を借りられるカードローンは、実にたくさんの会社や銀行がサービスを提供しています。

各社競争でサービス内容が改善されていきますので、すでにどこかから借り入れしている人も、他社に借り換えることで条件がよくなることもあります。

しかし、借り換えには興味があるけど、手順が複雑そうだからそのままになっている、という人もいるかもしれません。

そこで、カードローンの借り換え手順や、借り換え先を選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

カードローン借り換えの手順

カードローンの借り換えとは、現在すでにお金を借りている状態から、より条件のよい他社のカードローンに乗り換えることです。

例としては、急ぎの事情があったときに利用した消費者金融やクレジットカードのキャッシングを、低金利の銀行カードローンに借り換えるような場合です。

金利が低くなると毎月の利息も安くなりますので、全て返済したときの支払い総額を抑えることができます。

まずは現状の金利を把握

ローンの借り換えを検討するときにまず行うべきなのは、現在どれぐらいの利率で借りているのか、現状の金利の把握です。

借り換えの最大のメリットは、より低金利のローンに乗り換えることで利息が安くなることです。

現状より可能な限り低金利のサービスに乗り換えるためには、現状のローンと借り換え先の金利をしっかり比較する必要があります。

金利は利息の計算の元になる数字のことで、実質年率という数字で表されます。

消費者金融なら年18%程度、銀行カードローンなら年14~15%程度が標準的です。

まずは現在の金利がどれくらいかを把握して、現状より金利の低いカードローンを探すのが第一歩です。

限度額もチェック

次に、現在の借り入れ額を確認して、借り換えに必要な限度額も把握しておきます。

借り換え先として利用したいカードローンの限度額が、現在の借り入れ残高と同じかそれ以上になる必要があります。

もし現在の借り入れ額より低い限度額しか利用できないなら、借金が2社に分かれてしまいます。

毎月の返済日も2回に分かれて返済額も多くなりますし、将来の別のローンの審査で評価が下がってしまいます。

限度額をしっかり把握して、借り換えるなら全額を一度に借り換えるのが基本です。

実際の借り換え手順

実際の借り換えの流れは、借り換え先のカードローンに新規申込みをして、借り入れしたお金で借り換え前のローンを返済するという大変シンプルなものです。

使いみちが自由な無担保カードローン同士の借り換えは、特別な手続きを申請する必要はありません。

借り換えする金額が大きいときはたくさんの現金を扱うことになりますので、銀行口座を使った振込を利用するのがおすすめです。

ATMで何十万円も大金をおろすのは不安になってしまいますが、振込みなら自宅のパソコンで落ち着いて借り換えの手続きができます。

以前から利用していたカードローンを一括返済する方法は、ATMから入金できる場合や、電話で手続きが必要な場合など会社によって違います。

借り換えを実行する前に、事前にインターネットの会員ページなどで確認しておきましょう。

借り換え前に利用していた会社は返済が完了してもそのまま契約は残りますので、今後利用する予定がなければ解約の手続きをします。

借り換えが完了すれば、あとは新しいカードローンの返済に専念することになります。

限度額の増額で金利が低くなることも

借り換えとあわせて検討したいこととして、現状利用している会社で限度額の増額を申込むという方法もあります。

ほとんどのカードローンでは、半年以上の利用実績を作れば、インターネットの会員ページや電話で増額の申込みができるようになります。

カードローンの金利は限度額が高くなるとそれに応じて低くなりますので、限度額の増額ができれば金利も低くなる可能性があります。

増額にも審査があり、信用情報のチェックや在籍確認が行われますが、すでに契約中の会社なので提出書類も少なく、手続きはとても簡単です。

初回の契約から長期の利用実績ができていたり、収入が増えていたりすれば大幅な増額ができる可能性もあります。

借り換え先のカードローンを探すと同時に、現在のカードローンを増額した場合に金利がどれぐらい下がるかもあわせて検討してみましょう。

借り換え先を選ぶときのチェック事項

借り換え先のカードローンの選び方をもう少し詳しく見ていきましょう。

金利だけでなく色々なポイントを総合的に検討することが大切ですが、特に重要なチェック事項は次のようなところです。

・限度額は足りるか
・金利は十分に低くなるか
・より金利を低くする方法はないか
・返済のしやすさは問題ないか

限度額は足りる?

借り換え先のカードローン選びでは、まずは希望する金額の限度額が利用できるかを確認する必要があります。

カードローンの中には、金利は低くても最大限度額は50万円など少額に限定される場合もあります。

こういうローンでは、サービス内容は魅力的でも全額の借り換えができない可能性があります。

銀行カードローンは主に全国展開の都市銀行、地方銀行、ネット銀行の3種類がありますが、地方銀行とネット銀行では、最大限度額が100万円以下の商品もよくありますので注意してください。

一例ですが、初回の契約は限度額は30万円で固定され、利用実績を積めば50万円、70万円、100万円と増額申請ができるというシステムの場合もあります。

広告だけでなく商品詳細や貸付条件の項目にも目を通して、本当に自分の借り換えのニーズに合致するかを見極めながら選ぶ必要があります。

金利がどれぐらい下がるのか?

限度額が問題なければ、借り換えによってどれぐらい金利が低くなるかを確認します。

例えば、消費者金融と銀行でそれぞれ金利の相場がありますので、消費者金融から銀行カードローンへの借り換えは金利が低くなる場合が多いです。

銀行カードローンでは、申込み者の年収などを基準にプランが複数分かれている場合もあります。

自分の場合はどの金利が適用されるのかを確認しながら比較していきましょう。

限度額と金利の関係

カードローンの適用金利は契約する限度額によって段階的に決まり、限度額が高ければ高いほど金利は低くなります。

これはどのカードローンに対しても当てはまりますので、金利を比較するときに意識しておく必要があります。

例えば、みずほ銀行カードローンの金利は年2~14%となっており、最低金利と最大金利を比較すると7倍の差があります。

多くの人は限度額100万円以下で利用しますので、その場合は最大金利の年14%が適用されます。

増額申込みをするなどして限度額が100万円を超えると、適用金利は年12%になるというように、段階的に低くなっていきます。

逆に、年2%は限度額が800万円の場合の金利ですので、ほとんどの人には適用されません。

重要なのは、自分が借り入れする金額でどの金利が適用されるかという点です。

金利の優遇

金利比較でもう1つ気をつけたいのは、条件によって金利が優遇される場合があるということです。

例えば、カードローンによっては借り換え専用プランがあり、通常より金利が低くなることもあります。

銀行カードローンに借り換えする場合は、カードローン以外の商品の利用状況で金利が優遇される場合もあります。

例えば、みずほ銀行カードローンでは、みずほ銀行で住宅ローンを利用している人は、カードローンの金利が年0.5%低くなります(※引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です)。

同じように地方銀行やネット銀行でも、普段の預金口座や定期預金、グループ会社の関連サービスなどの利用状況によっては金利が低くなることもあります。

普段利用している銀行や、興味のある銀行で優遇制度があるかどうか、公式サイトで確認してみるとよいでしょう。

返済方法や返済額、手数料も要チェック

限度額や金利で条件のよいカードローンが見つかったら、返済のしやすさについてもしっかりチェックしておきましょう。

返済額や返済日は会社によって違いますので、借り換えをしたことで返済しづらくなるという可能性もあるからです。

カードローンの毎月の返済額はリボルビング払いになっている場合がほとんどですが、同じリボ払いでも元利均等方式や元利定額方式など色々な仕組みがあります。

借り換えをしたところ月々の返済額が増えてしまい、返済がつらくなったということにならないよう気をつけましょう。

さらに、返済方法や手数料も重要です。

カードローンの会社によって利用できる提携ATMに違いがありますし、返済に必要な手数料も借り換え前に把握しておきましょう。

以上のことを総合的に確認してみて、限度額も問題なく、現状より金利も下がり、返済のしやすさも問題なさそうなら、具体的に借り換えの手続きを進めていきましょう。

借り換えにおすすめのカードローン

借り換え先の候補としておすすめな、限度額が高く金利が低いカードローンをいくつかご紹介します。

借り換えに適しているのはやはり銀行カードローンですが、大手銀行のサービスはネットから簡単に手続きができて、消費者金融にも負けない利便性の高さがあります。

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンは最大限度額が800万円と高額なため、借り換え目的に利用しやすいです。

最大でも年14%と低金利なのに加えて、全国展開の大手銀行ということで安心感があります。

借り入れにはみずほ銀行の口座開設が必要ですが、すでに普通預金を利用している人はインターネットからWEB完結で手続きが完了します。

みずほ銀行の口座を持っていない人は同時申込みが必要ですが、遅くとも1週間以内には手続きが完了します。

三井住友銀行カードローン

日本を代表する大手銀行である三井住友銀行のカードローンです。

こちらも限度額は最大800万円のため、審査結果次第では大きな金額の借り換えにも対応できます。

金利も年4~14.5%と銀行カードローンの中でも低い設定です。

三井住友銀行はグループ企業に消費者金融大手のプロミスがありますので、審査手続きの利便性が高いのも特徴です。

三井住友銀行の主要支店にあるローン契約コーナーやプロミスの自動契約機を利用すれば、土日に契約手続きをすることもできます。

三井住友銀行の口座を持っていなくても申込み可能です。

じぶん銀行カードローン

じぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同で設立したネット銀行です。

最大の特徴は携帯電話でauを利用している人は最大0.5%の優遇があるところです。

auユーザーが借り換えコースを選べば、年12.5%という低金利になります。

条件次第では銀行カードローンからの借り換えでもさらに金利を下げられる可能性があります。

ネット銀行のため店舗はありませんが、三菱UFJ銀行と大手コンビニのATMが手数料無料で利用できます。

まとめ:借り換えの手順は意外とシンプル!

カードローンの借り換えは、自分に合った借り換え先が見つかれば、簡単な手順で行うことができます。

借り換え先を選ぶときは金利だけにとらわれず、限度額や返済方法にも気をつけて自分にぴったりの商品を探しましょう。

現状利用しているカードローンが安心というときは、限度額の増額で金利が低くなることもあります。

よい借り換え先があるか、増額の審査は合格できそうかなど、幅広く情報収集をして、より有利な条件で借り入れできるようにしましょう。

カードローン借り換えで即日融資は可能か?

近年は銀行のカードローンへの参入により、低金利のカードローン利用が可能となり、カードローンのイメージも大きく変わってきました。

カードローンといえばスピード審査で即日融資可能と、融資までの早さには定評がありましたが、いかんせん扱っているところが大手消費者金融ということもあり、金利面では高いという印象は拭うことはできませんでした。

しかし、低金利に定評のある銀行カードローンの登場によって、さほど気にしていなかった金利面に目を向ける方が増えてきたのです。

そこで近年、消費者金融等で人気商品となってきたのが借り換えローン。

現在利用しているものよりも低金利のものへ乗り換えることによって、毎月の返済や支払い訴額を減額することが可能になります。

よって、この金利差にあやかって支払いの減額を計画する高額借入者が増加しています。

そこで気になってくるのがカードローン借り換えで即日融資は可能なのかという点です。

高額借入の返済に切羽詰まった方は、数日後、もしくは当日の借り換えによって支払いを済ませたいと考える人もいることでしょう。

今回はこの点に焦点を絞って、カードローン借り換えは即日融資可能なのかを検証して行くことにしましょう。

 

カードローン借り換え審査は甘くない!

即日融資可能かどうかを判断する際に、まず一番影響を与えることになるのが審査です。

なにはともあれ、この審査を通過しないことには即日融資もなにも、借り換えすることすらできません。

よって、まず理解しなければならないのはカードローン借り換えの審査がどうなのかという点です。

 

審査は借入額が大きいほど厳しくなる

カードローン限らず、金融機関からの融資実行は金額が大きくなるほど難しくなります。

これは普通に考えれば当然の話で、高額な借り入れほど返済能力と信頼度の高さが求められるからです。

基本的に消費者金融であれ銀行であれ、その収入源は融資した金額が生み出す利息となるため、できるなら高額貸付を行いたいと考えています。

しかし、誰にでも高額貸付できるわけではありません。

必ず返済してくれるという保証、つまりはそれに足る返済原資と信頼度がなければ安心して貸付することができないからです。

となれば消費者金融が掲げる即日融資に対応できるような短時間審査では、結論は出ないと断言できるでしょう。

 

①消費者金融の即日融資可能な金額は50万円まで!

即日融資を掲げる消費者金融でも、貸付金額に関係なく実行できるわけではありません。

基本的に消費者金融カードローンは本人確認書のみで審査を受けられますが、下記の場合には収入証明書の提出が必要になります。

 

・借入限度額が50万円を超える場合
・今回の借り入れで、借入総額が100万円を超える場合

 

つまり、50万円を超える貸付になる場合は提出書類が増える事になるため、その分、審査にかける時間も長くなるというわけです。

また他社借入があり、総額で100万円を超える場合はさらに審査は慎重に行われることとなります。

高額となる借り入れに対して返済できるだけの返済原資(年収)はあるか、返済してくれるという確証を持てるだけの信頼度はあるかが慎重に審議されることになるため、まず即日融資が実行されることはないでしょう。

以上のように即日融資が可能かどうかは、基本的にそれが簡単に判断できる50万円以下の少額借入に限定されているのが実情なのです。

現在の借り入れが50万円以下で、現状よりも低金利のところに借り換えたいというのであればまだ可能性はあると言えます。

しかし、通常でも審査が厳しくなる50万円を超える借り換えにおいては、難しいと言わざるを得ません。

基本的には即日融資を掲げる消費者金融でも、高額なカードローン借り換えの即日融資は難しいと考えた方がいいでしょう。

 

②銀行でのカードローン借り換えの即日融資は期待できない

即日融資といえば消費者金融カードローンの代名詞のように思われていますが、銀行カードローンでも対応しているところは数行あります。

かつてはメガバンクでも即日融資対応を謳っていました。

当時、よくある即日融資を受けるための条件は下記のようなものです。

・13時30分までに申し込みを完了していること
・指定口座を持っていること
・ATM(契約機)でカード発行が受けられること

消費者金融でも似たような感じですが、銀行カードローンで即日融資を受けるにも、それなりの条件をクリアする必要があるのです。

もちろんこの条件をクリアできたからといって、必ず即日融資が受けられるわけではありません。

消費者金融同様に審査は高額借入ほど厳しくなってきます。

よって借入希望額によっては、この条件をクリアしても審査に時間が掛かり、即日融資ができなかったとなる可能性は高いと言えます。

となれば基本、即日融資に対応しているところが極小数の銀行でカードローン借り換えの即日融資を受けるのはまず無理と考えておいた方がいいでしょう。

 

借り換え額によっては即日融資の可能性はあるの?

先程説明でカードローン借り換えで即日融資の可能性は低いことはご理解いただけたことでしょう。

しかし、説明の中でもあったように借り換え額が少額であればその可能性は全くないわけではありません。

そこで借り換え額を下記の3つに分類して、消費者金融と銀行における即日融資の可能性を探っていくことにしましょう。

合わせて借り換えのメリットがあるかないかについても言及しますので、参考にしていただければと思います。

・100万円未満の少額を借り換える場合
・100万円以上の高額を借り換える場合

 

100万円未満の少額を借り換える場合

①消費者金融での借り換え

まずは消費者金融での借り換えの可能性です。

消費者金融においては少額の借り換えならば十分に即日融資の可能性は見込めるでしょう。

よって100万円未満の借り換えであれば、下記の条件をクリアすることで即日融資の可能性は期待できます。

 

・今までの返済において遅延や延滞がなく、健全な返済が行われている
・借り入れが借り換えに限定されるもので、その金額が年収の3分の1以内である
・勤続年数が3年以上で、継続して安定した収入が見込めると判断できる

 

しかし、この場合の借り換えは決してメリットのあるものとは言えません。

利息制限法では利息の上限金利を20.0%と定めているだけではなく、下記のように借入金額を3段階に分類し、それぞれに上限金利を定めています。

借入金額10万円未満 上限金利20.0%
借入金額10万円以上~100万円未満 上限金利18.0%
借入金額100万円以上 上限金利15.0%

金利が高いことで知られる消費者金融においては、下記のアコムのように適用金利に幅を持たせてはいますが、借り換えの場合には利息制限法に定められた上限金利が適用される確率が高いのが実情なのです。

(アコム適用金利)

1万円~99万円未満 適用金利7.7%~18.0%
100万円~300万円 適用金利7.7%~15.0%
301万円~500万円 適用金利4.7%~7.7%
501万円~800万円 適用金利3.0%~4.7%

カードローンは定期的に借り入れを行い、健全な返済を繰り返せば信用度が上がり金利の見直しが行われて金利が下がることはありますが、初回利用時には上限金利が適用されるのが一般的です。

よって100万円未満の上限金利が適用されるであろう消費者金融への借り換えは金利差を生むことが期待できないため、借り換えしてもメリットを生むことはありません。

大手消費者金融の上限金利設定を見てみましょう。

・アコム  18.0%
・プロミス 17.8%
・アイフル 18.0%
・SMBCモビット 18.0%

またプロミスは借り換え専用ローンとして「かりかえMAX」という商品がありますが、その上限金利にしても通常金利よりも少し低い17.5%です。

現状18.0%の金利で90万円を借入しているとして、この中で1番上限金利の低いプロミスに借り換えした場合の利息差は下記のとおりです。

・金利18.0% 利息162,000円
・金利17.5% 利息157,500円

その差はたった4,500円にしかなりません。

即日融資の可能性はあるにしてもメリットのない借り換えとなるため、時間と労力を考えれば徒労に終わる無駄な借り換えとなってしまいます。

よって借り換えという目的においては必要性がないと言えるでしょう。

 

②銀行での借り換え

借り換えメリットの点においては消費者金融の場合とは異なり、ある程度のメリットを生むことが可能です。

消費者金融の上限金利は18.0%が適用されることが大半ですが、銀行の場合は下記のようにそれよりも低金利の適用が受けられます。

・みずほ銀行    年14.0%
・三菱UFJ銀行 年14.6%
・イオン銀行    年13.8%
・楽天銀行     年14.5%

(みずほ銀行の場合、住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です)

よって現状18.0%の金利で90万円を借入しているとして、この中で即日融資の可能性がある三菱UFJ銀行に借り換えした場合の利息差は下記のとおりです。

・金利18.0% 利息162,000円
・金利14.6% 利息131,400円

その差は先ほどの消費者金融の時より断然多い30,600円となります。

この利息減額が時間と労力をかけてまでメリットがあるものと取るかどうかは個人の判断にもよりますが、まずメリットがあると考えられます。

しかし、肝心の即日融資に関しては可能性がないわけではありませんが、先程説明したように消費者金融カードローンのような高い確率で融資実行されるとは言えません。

最近では銀行も収入証明書の提出が消費者金融と同じ50万円、中には額に関係なく必須としているところも出てきています。

よって、50万円を超える借り換え案件の場合、申込者の属性と信用情報がよほどいいものでもない限り、審査は長引くと考えておいた方がいいでしょう。

 

100万円以上の高額を借り換える場合

①消費者金融での借り換え

されではまずは先程と同じように消費者金融での借り換えの可能性です。

100万円を超えれば金利の高い消費者金融でも、利息制限法の上限金利設定の兼ね合いから、15.0%の金利が適用されることになります。

よって18.0%の金利適用で100万円の借り入れをしている場合、下記のように利息メリットを生み出すことができます。

・金利18.0% 利息180,000円
・金利15.0% 利息150,000円

その利息差は先ほどの100万円未満を銀行に借り換えしたほどのものではありますが、まずメリットはあると言えるでしょう。

しかも借り入れが200万円であれば下記のようにさらに利息差は大きくなります。

・金利18.0% 利息360,000円
・金利15.0% 利息300,000円

利息に及ぼす金利差の影響は借入額が大きければ大きいほどメリットを生み出すこととなるため、借り換え金額が大きいほど大きなメリットを生み出します。

よって100万円を超える借り換えの場合は、消費者金融であってもメリットは生まれると断言できます。

しかし、消費者金融は高額なカードローン借り換えを嫌う懸念も持っておいたほうがいいかもしれません。

それはアコムやプロミス、アイフルなど大手消費者金融が借り換え専用ローンを提供しているにもかかわらず、積極的にPRしていないからです。

しかも、下記に記したアコムの借り換えローンの条件を見てみても、利便性の高さで知られる消費者金融らしくない対応が見て取れます。

・申し込みは電話のみ
・契約は店頭もしくは無人契約機のみ
・提出する必要書類が多岐に及ぶ
・通常のカードローンよりも商品スペックが悪い

これは低金利で収益性の低い商品に力を入れるよりも、申込者が多く高金利で収益性の高い通常のカードローンを販売したいという表れとも言えるでしょう。

また上記の条件を見てもらえればお分かりでしょうが、即日融資に必要なWEB申込や、提出書類の単一化も望めないため、端から即日融資は無理であることが見て取れます。

よって即日融資を狙って消費者金融にカードローン借り換えを申し込んでも、徒労に終わる可能性が高いと考えられます。

 

②銀行での借り換え

借入金額が100万円以上と高額になるため、借り換えメリットの点においては消費者金融を遥かに凌ぐメリットを生み出すことが可能です。

銀行の中には東京スター銀行のように以前から借り換えローンを積極的に販売しているところもあり、その金利も下記のように群を抜いて低い設定が可能となっています。

 

・東京スター銀行スターワンバンクローン/のりかえローン
金利 7.8%~9.8%
最大限度額 1,000万円

 

よって先程と同じように18.0%の金利適用で100万円の借り入れをしている場合、上限金利が適用されたとしても、下記のように大きな利息メリットを生み出すことができます。

・金利18.0% 利息180,000円
・金利9.8%  利息98,000円

そして借り入れが200万円であれば下記のようにさらに驚く利息差を生み出します。

・金利18.0% 利息360,000円
・金利9.8%  利息196,000円

利息差が164,000円ともなれば、借り換えして大きなメリットがあったと胸を張って言えるでしょう。

しかし、100万円を超える借入れとなるため、いくら借り換えといっても即日融資に関しては絶対に不可能と断言してもいいでしょう。

審査時間に関しては、高額借入に対して即日融資を謳っているところはなく、慎重に時間をかけて審査が行われるのが一般的です。

借り換えローンを商品販売している東京スター銀行でも、審査が厳しく時間がかかるのがデメリットと言われています。

よって100万円を超える借り換えを銀行で行うには十分なメリットを生み出すことができますが、即日融資に関しては期待できないと考えておきましょう。

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