カードローンの借り換えは金利の上限を見る

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カードローンの金利には上限と下限があります。俗に上限金利、下限金利といったりします。

例えば、じぶん銀行のカードローンの場合、

2.2%~17.5%

が利率です。このうち、

2.2%

が下限金利といいます。下の限界の利率という意味ですね。

逆に

17.5%

こちらは上限金利といいます。上の限界の利率であり、これ以上の利率が適用されることはありません。

2.2%と17.5%ではずいぶんと開きがあります。例えば100万円を1.7%で借りた場合の金利は以下の通りです。

2.2%の場合
100万円×2.2%÷12=1833円(1か月の金利)

17.8%の場合
100万円×17.5%÷12=14,583円(1か月の金利)

1833円と14583円。その差は13000円以上。2.2%と17.5%の一か月のみの試算比較ですが、馬鹿にならない金額差です。

そして、多くの人は、カードローンを選ぶ際、下限利率を見て判断します。今回のじぶん銀行の例でいえば2.2%ですね。

しかし、これには注意が必要です。

なぜなら、金利2.2%という利率が適用されるには限度額が上限いっぱいでの契約でないと適用されないからです。
じぶん銀行などの銀行カードローンの場合はいわゆる”枠”と呼ばれる適用限度額によって利率は決まってきます。

【某銀行カードローン金利】

限度額 金利利率
100万円未満 12.0%~17.8%
100万円~150万円以下 6.0%~14.8%
150万円超300万円以下 5.0%~12.8%
300万円超500万円以下 4.5%~8.8%
500万円超700万円以下 3.5%~5.8%
700万円超800万円以下 1.7%~4.8%

利率表を見れば明らかなように、最低利率が適用されるのは最高の

700万円超800万円以下

という限度額の場合です。200万円とか300万円では最低利率になることはまずありません。

では、みずほ銀行カードローンの場合はどうかというと、利率は

年2.0%~14.0%

となっています。適用される利率(金利)については審査によって決められますからカードローンを申し込む人が指定することはできませんが、どんなに高くても年14.0%の利率であることから、じぶん銀行カードローンよりは低金利で借りられる可能性が高いという見方ができます。
(みずほ銀行の場合、住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。)

みずほ銀行はこうした面から借り換え向きといえますが、注意が必要なのはみずほ銀行は1社から1社の借り換えのみ可能だということです。複数社のおまとめは不可となっていますから気をつけてください。

カードローンの借り換えをするのであればこうしたところまでチェックしてみる必要があります。

そのためには何度も言うように自分の今の総借入額がいくらなのか、金利は何%なのかといった情報を最低限把握しておかなければいけません。100万円借りるのか200万円借りるのかで適用される金利帯はカードローンによって結構変わってくるからです。

ちなみに借入額が400万円を超えるような高額の場合はいきなりその金額を借りることは難しいかもしれません。まずは少額から借り換えを行って限度額の増額を検討していくという長い視点が必要になってきます。

>>借り換えにおすすめなカードローン<<

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