飲み代で作ったカードローンを借り換え

kutikomi


僕の父は某省の定年間近の高級官僚で堅物の頑固親父ですが、そんな親父とは正反対の僕は商社の国内の建設関係部門に勤務しております。

大学卒後に今の会社に入社して今年で8年目になりますが、根っからの夜の遊びが好きですので、営業の仕事の相手が国内の建設関係や不動産関係の方たちが多いので仕事を兼ねては夜のネオンに吸い込まれて遊んでいました。

結構、成績を上げていたので週に1回ぐらいは仕事に引っ掛けて会社の費用で飲食代は落せますが、そのほかは当然の事ですが自分で支払はなくてはなりません。

しかし、夜のクラブやバー遊びは高いので必然的に売り掛け扱いで、会社のツケにしてもらって後で自分で現金で支払います。

しかし、時間の経過と共にツケが膨らんで、自分の受け取る給与からではどうにも払えなくなってカードローンを何枚も組む事になっていました。

商社勤務という事で簡単に何枚ものカードローンで借りれたのですが、今度はローンの返済で困る事になってきました。

こんな事は堅物の親父に話す事はできませんし、溜まった付けを店の側からも行くたびに催促されるようになりました。

ある日、付き合っている彼女から「貴方と会えるのは嬉しいけれど、店の売り掛けの責任は最後には自分の給料から差し引かれるの!」・・・と泣き顔で訴えられたのがショックでした。

彼女は決して裕福な育ちではなくて親の負担を減らすために、嫌々だけど働いている事も打ち明けられました。

このことが契機で彼女とも、うわべの付き合いでなく何でも本当のことを話せるようになって、自分の馬鹿さからこのような事になっていることも正直に打ち明けました。

すると、彼女の方から店のツケの半分は自分が店側と相談して何とかするから、貴方のほうも数多いカードローンを借り替えて銀行系の低い金利のカードローンに一本化することを提案されました。

早速、インターネットで情報を調べたところ会社や親にばれない形で借り換え~一本化することが可能でしたのでネット申込をしました。

経歴が良かったのか簡単に審査にもパスして希望額を借りて他のカードローンを返済して月額の返済額も半分以下になったので救われました。

今は、彼女も夜の仕事は止めて昼の仕事に頑張っていますので、デートは週に1回の双方の休みの日に決めて付き合っております。

将来は2人で幸せな家庭を築きたいと話し合える日々です。

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